全身へのアプローチ:鍼灸整体
投稿日:2019年03月11日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
当院では出ている症状に囚われず、全身的なアプローチを行っています。
今日いらしたクライアントさんの症例を報告します。
のどの痛み、扁桃腺の腫れへの鍼灸整体
40代の女性。
先週末に熱が出てその後熱は下がったものの、のどの痛みと咳が続いているとのこと。
(クライアントさん曰く、「多分扁桃腺が腫れているんだと思います」とのこと)
時々頭痛もあり、
また花粉症の症状で目のかゆみ、涙、ゴロゴロ感も強いそうです。
熱っぽく体がだるいので眠気があるけれど、いろいろとやらなくてはいけないことがあるから寝てもいられないとのことでした。
お仕事、お家のことをきっちりこなすお母さんは本当にすごいと思います。
体に触れると、
体をひねる可動域が狭く、首肩・肩甲骨周りの張りが出ていて、
のどには圧痛、
左の股関節の突っかかりもあります。
脈は速く、これは体の中に熱があることの表れと考えられます。
食欲は普段より少なく、汗はかいていないとのこと。
のどの圧痛や頭痛、目のかゆみということで、
上半身(特に首から上)に血液が集まっている状態です。
はじめに鍼治療で、
全身のエネルギーをめぐらせることと
皮膚(汗の穴)を開いて熱を放出できるようなツボを選んで刺激します。
症状の出ている上半身のツボも使いますが、
下半身(足)のツボも使ってバランスを取ります。
そして整体治療では、足からのアプローチを行いました。
私が足首に触れて、ご本人にほんの少しだけ足を動かしてもらいます。
次第に自然と腕や首(顔の向き)が動いて、
全身の動きにつながっています。
咳は止まり、呼吸が深くなりました。
最後に肩甲骨に触れてから起き上がってもらうと、
本人の感覚的に「スッとしている」とのことです。
体をひねる可動域は広がり、
腕と股関節はスムーズに上げ下ろしできるようになりました。
上半身と下半身がつながって全身をスムーズに動かせるようになったので、
体内にこもっていた熱は発散できるようになり、
きっとのどの痛みや熱っぽさ、頭痛などは次第に消えていくと思われます。
「すごいリラックスして、今まで上に溜まっていたものが下に下りた感じです。
すーっとした感じで楽になりました!」
とのこと。
良かったです!
※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
症状だけに囚われない施術
症状が出ている部分に目が行きがちになりますが、
そこだけ何とかしようとしても一時しのぎで、
すぐにまた元の症状に戻ってしまう可能性があります。
ですので、
当院では全身をみて(可動域、動かしやすさ、舌・腹・脈など)
体の状態を把握し、
出ている症状に囚われずに、根本の原因から解決できるようにアプローチをしていきます。
症状の部位とは全くかけ離れているところに鍼をしたり触れたりするので、
クライアントさんにとっては
なぜそこに?
という疑問がでることが多いと思います。
そのため、
今の体の状態とツボの意味や効果をしっかりと説明したうえで施術を進めていきます。
症状は体からのメッセージ
体に表れている症状は、体からのメッセージです。
単に姑息的に症状を抑えこむのではなくて、
そのメッセージを丁寧に聞き取って、
体の使い方を修正していくことが根本的な解決に大切なことだと思っています。
上半身、下半身、のど、扁桃腺、など体の部位を区切って捉えるのではなく、
全身のつながりを感じて、エネルギーが循環するようなアプローチを行っています。
そのように全身的にアプローチをすることによって、
体が活性化するので、
あちこちに出ていた症状が自然に解消していることが多いです。
ちょっとした刺激で全身の変化が起こるのでとっても不思議がられることが多いのですが、
その方がすでに持っていた体の本来の動きを取り戻せた結果なので、
自分の体の回復力に自信を持っていただければと思います(^_^)
根本的な解決をめざして、
全身の体調管理をしたい方はお気軽にご相談ください。