逆子鍼灸と呼吸
投稿日:2019年05月08日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
当院では逆子鍼灸に力を入れて取り組んでいます。
二人目も逆子鍼灸を
二人目を妊娠中のIさん。
現在妊娠29週で逆子鍼灸を受けにいらっしゃいました。
なんとこのIさん、
お一人目の時も逆子で私が逆子鍼灸を担当させてもらい、
(そしてそれ以前の妊活鍼灸からのお付き合いです!!)
見事に治って自然分娩ができました。
今回妊婦健診で2回続けて逆子と言われたとのことで、
以前を思い出してまた逆子鍼灸を受けに来てくださったのです。
現在の胎動について尋ねると、
一人目の時と比べてあまり感じないとのこと。
よくよく話を伺うと、
胎動がないから感じないとは言い切れなくて、
育児や仕事をしている間は、胎動があってもそれに気づいていないのかもしれないということでした。
そして最近お腹が少し張るようになって、
お腹が張っていることで
「あ、私妊娠していたんだ」と思い出すこともあるとのことでした。
子育てをしながらのお仕事、妊娠生活は本当に大変ですよね。
妊娠していることを忘れてしまうほど、目の前のことに毎日懸命に頑張っていらっしゃるのでしょう。
胎児が逆子になるのには何かしら意味があるのだと思いますが、
この子の場合は自分の存在をもっとアピールしたくて逆子になっているのかもしれませんね。
逆子鍼灸は手足のツボを使って、
母体の循環が良くなるのを目的に施術を行います。
鍼→灸という順番で行っていますが、
鍼をしている間お腹を見ていると、
赤ちゃんがお腹を蹴っているのがわかるくらい動いていました。
そしてIさんの呼吸がゆっくり、深くなっているのも分かります。
Iさん自身も「すごい呼吸が深くなっています」と気づいていました。
お灸の刺激は少し熱く感じて体が興奮していたようですが、
その後足に触れて循環が良くなるようにツボ押しをしていると再び呼吸が深くなっています。
施術後にIさんは
「久しぶりにゆっくり時間を過ごせた感じで良かったです。
こういう時間って大事なんですよね。
いつも上の子ばかり意識しちゃいますけど、
お腹の子と一緒の時間をちゃんと取ってあげようって思いました」
と話してくれました。
すごく穏やかな表情で帰られて、私もとっても嬉しくなりました(^^)
呼吸に気づくこと
人間の体のシステムはすばらしいので、
自律神経の働きで何も意識をしなくても呼吸ができます。
ただし無意識だと、
自分がどんな呼吸をしているのか、
むしろしばらく呼吸を止めてしまっているのか、
自分の体に合った呼吸をできているのか、分かりづらいです。
また胸の筋肉や腹筋等を使って、
自分で意識して呼吸をコントロールすることもできるのです。
無意識だとダメ、
意識的に呼吸をしなければならないということではなくて、
まずは今自分がどんな呼吸をしているかに気づくことが大事で、
それに気づき続けていると、
次第に自分に必要な呼吸になっていくのだと思っています。
妊婦さんは自分の体に必要な酸素と、お腹の赤ちゃんに送る酸素で、
通常よりもたくさん酸素を必要としています。
しかし
お腹が大きくなってくると圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素を取り込める量が少なくなったり、
育児・家事・お仕事などで気が張っていると無意識に呼吸が浅くなっていたり止まっていたりする場面があるでしょう。
無理に呼吸を深くしてたくさん酸素を取り込もうと力むとかえって疲れちゃいますので、
ただゆったりと自分の呼吸や胎動を感じて気づくだけで充分なのかなと思います。
そうやって、自分の体と赤ちゃんが一体となっている時間を大切にできると、
赤ちゃんにもそれが伝わって、思う通りに回転してくれて逆子が治っていくのが期待できますね。
逆子はお早めにご相談ください
逆子は子宮のスペースと胎児の大きさによって治りやすさが変わってきますので、
30週前後の妊婦健診で逆子と言われたらなるべく早めに逆子鍼灸を受けることをオススメします。
ゆったりと自分(とお腹の赤ちゃんと)の時間を取って、
自分の呼吸に気づいて、
逆子が治ることを信じましょう!!
逆子でお悩みの方はお気軽にご相談ください。