お灸でセルフケア
投稿日：2019年07月20日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです！
当院ではセルフケアにお灸を取り入れることをオススメしています。
お灸の効果
お灸について、
「灸術とは、一定の方式に従い、艾（もぐさ）を燃焼させ、またはこれに代わる物質を用いて、身体表面の一定部位に温熱的刺激を与え、それによって起る効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」 と定義されています。
（医道の日本社：鍼灸理論東洋療法学校協会編より）
教科書にはなにやら難しい言い回しで記載されています。
簡単に言うと、
お灸は温熱刺激を与えて、その体の反応によって健康維持、病気の予防・治療に役立てるということです。
ここでいう体の反応とは、
血管拡張、血流改善、
自律神経バランスの調整、
ホルモンバランスの調整、
免疫機能の調整、
恒常性の維持、
造血作用、
などです。
お灸の温熱刺激が入ることによってこれだけ体が反応してくれるというのは、
人間の本来持っている力がいかに素晴らしいかということだと思います。
人間の体ってスゴイですよね。
※効果には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
お灸をするツボ
体にはいくつのツボがあるかご存知ですか？
WHO世界保健機関で認められているツボの数は３６１個です。
（これは左右同じ場所にあるツボは２個ではなく１個とカウントしていますし、
これ以外にも奇穴と言って効果がはっきりしているツボもあるため、
実際にはもっとたくさんの数のツボが体に存在しています）
そのツボにお灸をすることで、先ほど書いたような体の反応を利用して、
体調を整えていきます。
体質や症状によってどのツボを使うかは鍼灸師の考え方でそれぞれだと思いますが、
私の場合は胃腸の調子を整えるために背中にあるツボを使ったり、
頭痛を抑えるために足先のツボを使ったりします。
お灸でセルフケア
はじめに書いたように、
保健（健康維持）、
病気の予防・治療にお灸が活用されています。
何か症状があって鍼灸院に行って治す（治療）というイメージがあるかもしれませんが、
保健、予防の部分も大事だと思います。
そのために、毎日の生活の中にお灸を取り入れてセルフケアに役立ててもらっています。
お灸の種類はいろいろとありますが、
自宅でのセルフケアとして手軽に安全に使えるのは台座灸です。
（代表的なものは「せんねん灸」です。聞いたこと、見たことがある方も多いのではないでしょうか）
台座があるので直接皮膚に火がつくことはなく、やけどのリスクは少ないです。
また台座灸は火をつけて皮膚に置いて、５分間そのままにしておけばいいだけなので、
テレビを見ながら、歯磨きしながら、など何かをしながらでもできるのがいい所です。
（ただし、お灸をしている間は自分の体に意識を向けるのをオススメしています）
クーラーでの冷え、
食欲不振、
便秘・下痢、
だるさ・むくみ、
肩こり、
腰痛、
神経痛、
しびれ、
生理痛・生理不順、
不眠、寝つきの悪さ、
など症状がある方も、
症状はなくても予防したい方もぜひお灸でセルフケアをしていきましょう。
お灸をするツボは、
お体の状態（体質）をみてお一人おひとりに合った最適なツボをお伝えしています。
（中にはペンで印をつけてください！という方もいます）
虫刺されにお灸
最後におまけです。
夏に近づいてきて、
蚊に食われた～という方が増えてきているのではないでしょうか。
かゆみでイライラしたり、
掻き壊してしまうこともありますよね。
蚊に食われた時、真っ先にお灸をすると、
かゆみも出ず、腫れないのです！！
これは専門学校に通っている時に先生に教えてもらったのですが、
初めは半信半疑でした…（笑）
クラスメイトが早速実践して「速攻で効いた！」というのを話していて、
自分でもやってみようと思い、蚊に食われたタイミングで実践。
本当に効果ありでした！！
（先生、疑ってゴメンナサイ…）
実体験を持って効果を実感したので、
それ以来ずっとこの時期になると
「蚊に食われたらお灸がいいよ～」と声を大にしてオススメしています。
※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
お灸は院内で販売していますし、
ドラッグストアやインターネットでも購入することができます。
ぜひ健康維持・病気の予防のセルフケアとして、
お灸を取り入れてみてください！
