脂、コレステロールのこと – 横浜市旭区の鍼灸・整体なら うさぎ鍼灸整体院[肩こり・腰痛・不妊未妊・逆子鍼灸]希望ヶ丘駅徒歩8分

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脂、コレステロールのこと

投稿日:2019年10月21日

こんにちは!

横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです。

 

19日はお昼で受付を閉めさせていただき、

勉強会に参加してきました。

生化学の勉強

 

全6回で行われる生化学の基礎講座の第2回を受講してきました。

 

体は大きく見ると器官・臓器で構成されているものですが、

細かく見るとその器官・臓器は組織が集まって構成されているもので、

さらにそれは細胞、分子で構成されています。

 

器官・臓器に異常をきたすと「病気」として表面に出てきますが、

そのもっと前の段階で細胞、分子レベルに異常をきたしていると考えられます。

 

その細胞、分子レベルの観点から健康にアプローチできるように、

生化学の勉強をしています。

 

脂について

 

先月、第1回では生化学の概論について学びました。

第2回から各論に入り、

今回は「脂」について学びました。

 

脂(あぶら)というのは、

脂肪(体脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪、中性脂肪)、

脂質、コレステロール、についてです。

 

一般的なイメージとして

脂肪はよくないもの、不要なもの、嫌われもの、なのではないでしょうか?

 

体脂肪を減らしたい、

コレステロールが高いって言われたから下げるために薬を飲んでいる、

コレストロールを控えた食事をしている、

など、

なんとなく悪者扱いのことが多いと思われます。

 

しかし脂は体にとって必要なものなのです。

 

細胞膜の原料となったり、

ホルモンの原料となったり、

胆汁の原料になったり、

ビタミンDの原料になったり、

エネルギー源となったりします。

そして

細胞内外の物質の出入りをコントロールしたり、

情報伝達をしたり、

炎症を抑えたり、

消化を助けたりするといったはたらきに関与しています。

 

かなり重要なはたらきを担っていますね。

 

善玉?悪玉?コレステロール

 

日本では善玉コレステロール、悪玉コレステロールという言葉が使われることがあります。

HDLが善玉コレステロール、

LDLが悪玉コレステロールです。

 

善/悪という文字だと、

なんとなく善がよくて、悪が悪いイメージになると思いますが、

実際にはいい悪いというのはなくて、

構造と役割の違いで区別されているだけです。

 

HDL(善玉コレステロールと言われているもの)は、

高比重リポたんぱく質で、水より重い構造で、

全身から余ったコレステロールを回収して肝臓に運ぶ掃除屋さんの役割です。

 

LDL(悪玉コレステロールと言われているもの)は、

低比重リポたんぱく質で、水より軽い構造で、

肝臓から全身(必要な部分)へコレステロールを届ける運び屋さんの役割です。

必要な部分とは、

細胞膜だったり、

ホルモンをつくる所だったり、

炎症を起こしている所だったりします。

(コレステロールが炎症箇所を修復するために使われるため)

 

つまりどこかに炎症があるとそれを修復しようとして、たくさんコレステロールが運ばれるので

LDLが高くなるというわけです。

この場合は、炎症が治まれば自然とLDLも下がっていくものです。

しかしむやみに薬でコレステロールを下げてしまったら、炎症を修復できなくなり回復が遅れてしまいます。

 

炎症の原因は、酸化ストレスや糖質による高血糖だったりするので、

根本的にまずはそちらを改善することが優先となります。

 

逆にコレステロールが低い場合は、

細胞の栄養が不足している状態や

肝臓の機能が衰えている(コレステロールは肝臓で作られます)、

腸内環境が悪い、

原料のタンパク質、ビタミンB(特にB6)、ビタミンCが不足している、

ATP(エネルギー)が不足している

等が考えられます。

 

コレステロール値の数字だけで安易に薬でコントロールするのではなく、

高い場合も低い場合も、

根本的に改善できるところにアプローチするのが大事となります。

 

コレステロールを控えた食事

 

血液検査でコレステロールが高いと、

「食事でコレステロールを控えましょう」

と言われた経験がある方もいるかもしれません。

 

コレステロールを控えるためには、

油っこい物を控える、

卵を控える、

と言われてきたことが多いです。

 

しかし実際は

コレステロールの80%は体内で合成されていて、

食事からは20%です。

 

そして

食事から摂取したコレステロールが増えると、

それを肝臓が察知してコレステロールの合成を低下させるシステムがはたらきます。

つまりコレステロールは食事にはほとんど影響されないといえます。

 

とは言っても、もちろん油っこい物を摂りすぎていたら、

うまく消化できなかったり、必要な栄養素を吸収できなかったりということがあるので、

それは気を付けた方がいいかな~と思います。

 

中性脂肪

 

中性脂肪は

脂肪細胞や血液中に存在する脂質で、体のエネルギー源となるものです。

 

中性脂肪が高いと、

肥満や脂肪肝になり、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが上昇すると言われています。

 

体内には糖を原料として脂肪酸がつくられる経路もあるので、

糖質の多い物を摂りすぎていると、余った糖から中性脂肪が作られます。

 

中性脂肪が高くて、糖質を摂りすぎているような方はそれを控えることで中性脂肪が下がるかもしれません。

 

 

逆に中性脂肪が低くなる原因としては、

糖質制限をしている、

食事量(カロリー)が不足している、

あとははっきりとは原因不明ですが、

自律神経のバランスが崩れて交感神経優位が続いていると

アドレナリンが中性脂肪を分解してエネルギー源を作るというはたらきをすることも考えられます。

 

ちょっと難しくなってきちゃいましたでしょうか…(^-^;

(私も必死に勉強しているところです)

 

健康な体を作る

 

生化学はとても難しい内容ですが、

体を知るため、

健康な体を作るために

とっても重要な内容だと感じています。

 

当院では、一人ひとりの健康へのお手伝いとして

鍼灸、

整体、

生化学(栄養、食事)、

エネルギー面、

精神面、

ヒーリング(癒し)、など

いろんな角度からアプローチしていきます。

 

お気軽にご相談ください。

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