風邪に鍼灸
投稿日:2019年12月19日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
このところ風邪を引かれている方が増えています。
風邪の対処
定期的にメンテナンスにいらしているNさん。
日々人のためにお忙しく過ごされています。
当院の予約の二日前からのどの痛み、咳が出ているとのこと。
胃腸の調子も悪いようです。
でも病院に行くヒマもないし、行くつもりもないし(行っても薬を出されるだけ、あまり薬を飲みたくないという思いから)、と話されます。
脈や舌などの情報から、
体の上部(胸から上)に血液、熱が集まっていることが見受けられました。
のどの炎症を治そうとして、たくさん血液が集まっているのですね。
治るための修復工事を手助けするように、
関連するツボに鍼灸を行いました。
他にも胃腸のツボ、体の元気を補うツボ等を選択して施術を行うと、
「すごく楽になりました!
やっぱり病院じゃなくてここに来てよかったです。」
と笑顔で帰られました(^-^)
※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
風邪のツボ
風邪は、
ウィルス(風の邪気)が体内に入り込んでしまっている状態です。
風の邪気は首の後ろから入り込むと言われています。
首の後ろに「風門(ふうもん)」というツボがあります。
漢字の通り、風の出入りを調整する門です。
この門は、普段は邪気が入りこまないように防いでいるのですが、
自分の元気が弱っていると、門が開きっぱなしになって邪気が入り込んでしまうのです。
まずは風邪の予防として
外出時はマフラーを巻いて首を露出しないようにする、
家の中でも手ぬぐい等を首に巻いておく、
タートルネック等、首がつまっている洋服を着る、
ホッカイロ等で首の後ろを温める、
ということが効果的です。
どんなに予防に努めていても、風邪を引いてしまうこともありますよね。
そういう時は自分の元気(免疫力)が下がってしまっている時です。
元気が下がってしまうほど、無理が重なっていたのでしょうね。
そんな自分の体を労わって、
体を温めたり、早めに寝たりして、回復力を高められるといいです。
施術としては、
風門にお灸を行うことが多いです。
ゴマ粒くらいの大きさのもぐさをツボに置いて、
一瞬チクっとするような刺激を与えます。
これで風門から風の邪気が外に出て行ってくれることを期待します。
セルフケアとしては、風門のツボを
ホッカイロで温めたり、
ドライヤーの熱風を当てたり、
ということができます。
風邪は自分の元気と邪気(ウィルス)との闘いですので、
その闘いが終わる(治る)まで通常は一週間くらいかかるものです。
自分の元気が高まることで少しでも期間を短くできればいいなと思っています!
ノドの痛みに置き鍼
ノドの痛みが残る時は、
置き鍼(シール状の短い鍼)を圧痛点に貼るのが効果的です。
持続的な鍼刺激で血流が改善され、
炎症が早く治り痛みが引きます。
私自身、なんとなくノドが痛いかも…と気づいた時点で、
置き鍼を貼って一晩寝たところ、
翌朝にはすっかり痛みが消えていたという経験があります。
実体験をしてからオススメ度はなおさら高くなっていますので、
ノドの痛みがある方はお気軽にご相談ください。
薬を飲みたくない
妊婦さんや、薬を飲みたくないという方にとって、
鍼灸はとても適していると思います。
自分の治る力を高めるお手伝いをしています。
風邪が流行っている時期ですので、
首の後ろを守って予防に努めて、
それでも風邪を引いてしまった時は、
鍼灸を一つの選択肢に入れてもらえればなと思います。
お気軽にご相談ください(^-^)