免疫力対策
投稿日:2020年03月06日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
ここ最近ウィルス関連の話題があふれていますね。
とっても心配ですよね。
今日は免疫力についてブログを書きます。
東洋医学の考え方
はじめに断っておきますが、
このブログでは免疫力を上げるツボの紹介や具体的な対策についての内容ではありません。
期待せずにお読みくださいませ(^_^;)
東洋医学ではウィルスは外邪(がいじゃ)と言われます。
外からの邪気ということです。
その外邪が体内に侵入すると病気となります。
人にはその外邪を侵入させないバリアのはたらきが備わっており、
それを衛気(えき)、
そして体の正常な活動を支える力を正気(せいき)といいます。
衛気は体表ではたらいてまさにバリアのはたらきです。
正気はいわば自分の元気(免疫力、回復力、抵抗力)のようなイメージです。
衛気がしっかり働いていれば外邪は入ってこれないので、病気になりません。
もし外邪が侵入してしまったとしても、
正気が十分にあれば外邪と闘ってくれ、正気が勝れば、症状が浅くてすぐに治ります。
(外邪も正気もどちらも強い時は、バチバチに闘うので高熱が出ることもあります。
最終的に正気が勝てば、汗と一緒に熱も発散され、体は回復していきます)
逆に正気が弱っていると、外邪に体を乗っ取られてしまい、
病気になって、症状が長引いたりします。
つまり外邪の存在は置いておいて、(どんな外邪がいようとも)
自分の正気をどれだけ充実させておけるかが、
病気にならない(なってもすぐに回復できる)免疫力対策の秘訣なのです。
最近の報道ですと、
いかにもウィルスが敵のような感じになっていますが、
私は、自分の正気を高めておくことに焦点が当たるといいなと思っています。
ウィルスは敵!?
ウィルスを敵視したり、恐れたり、排除しようとしたり、
そういう時は体や脳が非常に緊張している状態です。
戦闘モードに入っているので、24時間休みなし、エネルギーを使いっぱなしで、
とても疲れてしまいます。
この状態でははじめはなんとか頑張れるかもしれませんが、
長く続くと自分の正気が弱まってしまうのも無理ありません。
ウィルスを敵視する
↓
戦闘モード
↓
疲れる
↓
正気が落ちる
↓
ウィルスが侵入する
病気になる
ウィルスを敵視していることが病気につながってしまうかもしれません。
感情の乱れが病気を引き起こす
しかも過度な感情の乱れは内臓を傷めます。
怒りは肝、恐れは腎、不安は脾(胃腸)、悲しみは肺、喜びは心にトラブルが表れると考えられています。
ウィルスを敵視する
↓
感情が乱れる
↓
内臓が弱って正常に働けなくなる
↓
病気
本当に悪循環ですよね。
今は報道を見て様々な感情がわき上がってくることも当然だと思います。
ですので、わき上がる感情はそのまま受け止めて、
その感情が過度になりすぎないようにバランスが取れるといいなと思います。
正気を高める・保つ
では病気にならないためにどうすればいいのかというと、
自分の正気を高める・保つことだけに集中してればいいのです。
しっかり睡眠を取る、
よく噛んで食事をする、
体を温める、
笑う、
楽しいことを味わう、
これって外邪の存在どうのこうのという以前に、
基本的な健康生活をするということなんですよね。
そしてもちろん手洗い、うがいで物理的に外邪の侵入を抑えることも大事です。
そうすれば衛気が楽になって余力を残しておけるので、
いざとなった時にしっかり力を発揮してくれるでしょう。
消毒液が売り切れで不安が強い方もいると思いますが、
手洗い、うがいができることって本当にありがたいことなんですよね。
蛇口をひねれば水が出てくることを当たり前に思っていませんか?
水道を使えることってとてもありがたいことなんです。
そのことに感謝の気持ちが芽生えたら、消毒液がない不安も薄れるのではないでしょうか。
自分が当たり前に捉えていることを見直す機会になるかもしれませんね。
正気の強さは目力
はたして今自分にどのくらい正気があるかはとても気になる所ですよね。
専門的には脈の強さや舌やお腹の状態、顔色、肌の色つやで見ていきますが、
一番分かりやすいのが『目力』です!
正気が十分に備わっている方は目力が強いです。
鏡で自分の目力をチェックしてみてください。
もし目力が弱いなと感じたら、
今すぐ、自分で取り組めることから始めてみるといいです。
目の前のこと、自分にできることをひとつずつ丁寧に取り組んでみることで、
自信と安心を感じられるようになり、きっと目力も強くなっていきます。
私は一番の免疫力は「自信と安心」だと思っています。
自分でやることをやったなら、もうあとは天にお任せです。
自信を持って、リラックスして過ごしていきましょう!