確定申告の医療費控除
投稿日:2020年03月17日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
鍼灸治療費は確定申告の医療費控除の対象です。
確定申告をすることで還付金を受け取れるかもしれませんので、
鍼灸を含めて一年間で割とたくさん医療費を払ったなという方は
このブログをぜひ参考にしてみてください。
確定申告は4月16日まで
令和元年(2019年)分の確定申告の期限は、
本来3月16日の予定でしたが、新型コロナウィルスの影響もあり、
一ヶ月延長され、
4月16日(木)までとなりました。
もう申告は済まされましたでしょうか?
クライアントさんの中には、
混雑している申告会場に行く事をためらい、郵送やe-taxで申告された方もいました。
そして、
期限が延びたことに安心して、申告準備が後回しになっている方もいるみたいです(^-^;
(まだ日にちがあると思うと、手を付けるのが遅くなってしまいますよね。)
期限内に申告できるように準備を進めていってください。
そして、来年令和2年分を申告される予定の方はこのブログが頭の片隅に残って、
来年の参考にしてもらえると嬉しいです。
医療費控除
確定申告の医療費控除は、
その年の1月1日~12月31日までの間に、
10万円以上(所得が200万円未満の方は所得の5%以上)医療にかかわる費用を支払った場合に適用されます。
一人でその金額ではなくて、
生計を一にするご家族全員分の合計金額が10万円(もしくは所得の5%)を超えていれば、
医療費控除の申告をすることによって、還付金が戻ってきます。
また医療にかかわる費用というのは、
病院や薬局に支払った自己負担医療費、
妊娠の定期検診費用、
助産師による分娩介助の費用、
医療用器具の購入、
通院のための交通費(基本的には公共交通機関)も含まれますので、
取りこぼさずにしっかり計算してくださいね。
そして鍼灸治療費も対象です。
健康保険を使っての鍼灸治療だけでなく、
自費での鍼灸治療も対象となります。
ただし、リラクゼーション目的・健康増進目的・美容目的などの場合は対象外です。
あくまでも治療としての位置づけ(例:腰痛に対しての鍼灸)で施術を受けた場合の金額が対象になります。
医療費通知・領収書の整理
医療費控除申告の準備として、
まずは領収書の整理をしましょう。
個人ごと、病院ごとにまとめます。
保険証を使って医療を受けた場合、
健康保険組合から「医療費通知」(一年に支払った医療費の合計金額が書かれているハガキや封書)が送られてきていると思いますので、
そこに書かれている金額と手元の領収証の金額が合っているかを確かめます。
(医療費通知作成のタイミングで、漏れている場合などがありますので、要チェックです)
自費で支払った医療費は、
領収書を病院ごとにまとめて合計金額を計算します。
通院のための交通費もそれぞれ計算して、メモに残しておきましょう。
ご家族全員分の領収書の整理ができたら
次に進みます。
ちなみにこの時点で合計金額が10万円(もしくは所得の5%)を超えていなかったら、
医療費控除の適用は受けられませんので、
次からの項目は参考程度にお読みください。
確定申告の際に領収書の添付は不要です。
ただし自宅で5年間大切に保管してください。
(医療費通知がある場合は、それを添付するが必要があります)
医療費控除の明細書
次に医療費控除の明細書を作成します。
医療費控除の適用を受ける場合は、
「医療費控除の明細書」の記入が必要となります。
用紙は国税庁のホームページからダウンロードできますので、
そちらを印刷します。
記入例がコチラ↓↓↓
一番上に年(今回は令和元年)を記入し、
住所・氏名を記入します。
健康保険組合から「医療費通知」が送られてきている場合は、
そこに書かれている金額を明細書の1「医療費通知に関する事項」欄に記入して、
医療費通知を添付します。
自費で支払った医療費や交通費等は
2「医療費(上記1以外)の明細」欄に記入します。
医療を受けた人・支払先ごとに1行使います。
(2)病院・薬局などの支払先の名称は、
通称と異なっている場合もありますので、領収証に書かれている通りに記入します。
(ちなみに当院は「うさぎ鍼灸院」です!)
交通費の場合は、〇〇鉄道・〇〇バスなどとまとめて書いてOKです。
(3)医療費の区分は、
鍼灸治療費は「診療・治療」に✔チェックです。
交通費は「その他の医療費」に✔チェックです。
(4)支払った医療費の額は、
(1)に書いた人が(2)に書いた支払先へ1月1日~12月31日までに支払った合計金額を記入します。
生命保険などで補てんされる場合は、(5)の欄に金額を記入します。
これをご家族分、
支払先ごとに
全て記入します。
明細書の下半分の欄は、
それぞれ数字を記入して、源泉徴収票を添付すればOKです。
できましたでしょうか~??
医療費の還付金
この医療費控除の明細書を、確定申告書と一緒に提出すれば、
還付金が戻ってきます。
(だいたい1~2か月後に、確定申告書に記入した口座番号に振り込まれます)
昨年申告されたクライアントさんは
「結構な金額が返ってきましたよ~」と話されていました。
確定申告は面倒と思われるかもしれませんが、
還付金をまた自分への健康投資に使えると思えば、
やる価値はあると思います。
もう一度書きますが、
確定申告の期限は2020年4月16日(木)までです!
領収書の整理等に時間がかかるかもしれませんので、
(あちこちにしまっていて、探すのが大変だったり…(^_^;))
あと一ヶ月もあると思わずに、
早めに取りかかってくださいね。
そして来年申告しようとする方は、
その時に慌てないように、
医療費の領収書はご家族分すべてを一カ所にまとめて保管しておくことをオススメします。
ご不明な点はお気軽にお問合せください。