セルフケアの4つのツボ
投稿日:2020年04月12日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
今日はセルフケアに使える4つのツボを紹介します。
ツボの選び方
人体にはあらゆる箇所にツボがあります。
どのツボを選んで刺激するかは、鍼灸師の考え次第です。
私はお話を聴いて、脈・舌・腹をみて、体に触れて、
体質は?内臓は?気血水のバランスは?筋肉は?
などの視点から、持っている知識を総動員して最適なツボを選んでいます。
(これを一から説明するのは結構大変…そして複雑…(笑))
ということで、
今回は一般の方が自分に合ったツボを自分で選べるように、
簡単なツボの選び方をお伝えします。
4つのツボ 四総穴
体を4つの区分に分け、それぞれに対応するツボを表したのが
四総穴(しそうけつ)です。
肚腹(腹部)の病には足三里、
腰背(腰、背中)の病には委中、
面口目(顔面)の病には合谷、
頭項(頭部、首)の病には列欠
です。
足三里、委中、合谷、列欠の4つのツボを覚えてもらえれば、
体のほとんどの症状に対応できるというものです。
腹部症状には足三里
お腹が痛い、
胃腸の調子が悪い、
食欲不振、
便秘または下痢、
お腹の冷え、
などにお悩みの時は
足三里(あしさんり)というツボを刺激します。
足三里の位置は
ひざのお皿を触って、その外側にあるくぼみから
指の幅4本分下にあります。
(この写真のヒザの下にあるお灸の位置が足三里です)
私なりのツボの取り方(臨床経験豊富な学校の先生に教えていただいたやり方)は、
すねの正面の骨の出っ張りと、すねの外側の骨の出っ張りを結んだ線のちょうど中間あたりです。
ツボの大体の位置の見当がついたら、
その周囲を優しく触れたり押したりして、
凹んでいる所やズーンと響く所を見つけてみましょう。
それがあなたの足三里のツボの位置です。
腰痛には委中
腰が痛い、
背中が張っている、
腰の曲げ伸ばしがしづらい、
腰が冷えている…など
そんな時は委中(いちゅう)というツボです。
ひざの裏、
ひざを曲げた時にできるシワの中央です。
(このイラストの一番上の赤丸が委中の位置です)
顔面の症状には合谷
目の疲れ、
鼻炎、
口内炎、
ニキビ、
などにお困りの時は、合谷(ごうこく)というツボを選びます。
合谷の位置は
手の甲、
親指と人差し指の間から手首の方に指を滑らせて、骨にぶつかって止まる所です。
頭痛には列欠
頭が痛い、
首がこる、
寝違えた、
後ろを向けない、
という時には、列欠(れっけつ)というツボです。
列欠の位置は
手首、
左右の親指を交差して、上になっている人差し指が当たる所です。
ツボの刺激方法
自分に合ったツボが選べたら、
ツボを刺激します。
(もし
お腹も腰も目も頭も痛い!という場合には、
4つすべてのツボを刺激してOKです)
刺激方法は、
優しく指で押す、こする(さする)、
つまようじのお尻(尖っていない方)で押す、
お灸をする、(委中は自分でお灸するのは危険なので、うつ伏せになってどなたかにやってもらいましょう)
カイロを貼って温める、
ドライヤーで温める、
などです。
どの方法でも
気持ちよく感じるような刺激をしてあげてください。
刺激する回数や時間帯などは自分で決められます。
ノルマをつくらず、義務にならず、
気楽に自分が気持ちいいようにやってあげましょうね。
ぜひセルフケアにご活用ください!