気持ちいい目の疲れへのセルフケア
投稿日:2020年04月18日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
今週は来院される方も、
LINEで相談してくれる方も、
目の疲れに悩まれている方が多いです。
目の筋肉
外出自粛で
テレビを見たり、スマホを見たり、パソコンを見たりという時間がこれまでより長くなっている方が多いのではないでしょうか。
また在宅勤務の方も職場とは違う環境で、
照明が暗かったり、机の高さが違ったり、モニター画面が小さかったり、ということで
普段より目を酷使していませんか?
やっぱり目が疲れちゃいますよね。
あまり意識したことはないかもしれませんが、
目は筋肉で動いています。
目の筋肉は大きく分けて外眼筋と内眼筋の二つです。
外眼筋(眼輪筋)は眼球自体を動かすもので、
6つの筋肉です(内直筋、外直筋、上直筋、下直筋、上斜筋、下斜筋)。
この6つの筋肉が絶妙に働いてくれて、いろんな方向に目を動かせます。
内眼筋はピントを合わせる時に使います(毛様体筋、虹彩筋)。
これは自律神経によって支配されているものです。
普段何かを見る時に筋肉を動かしている意識はあまりないですよね。
でもちゃんと働いてくれているのです。
他にもまぶたを開閉するのも筋肉によって行われています。
当たり前のように働いてくれる自分の筋肉に「ありがとう」ですね!
そして目から得た情報は脳で処理されますので、脳もものすごいスピードで常に働いてくれています。
人間ってスゴイですよね。
目の疲れに対するケア
目の疲れに対する一番のケアは、
目を閉じることです!!
鍼灸師としては、目に効くツボをお伝えするのが一番なのかもしれませんが(笑)、
それよりも大切だと思うのは、目を閉じて休ませることです。
朝起きてから今までを振り返って、
目を閉じている時間はありましたでしょうか?
瞬きの一瞬だけという方がほとんどなのかと思います。
それくらい常に目が開いている状態で、何かを見ている状態ということは、
筋肉も脳も働いています。
「お疲れ様~」と伝えて、意識的に目を閉じる時間を取ってみましょう。
目は温める?冷やす?
先日目の疲れが強いというクライアントさんが
「自分で温めてみたり、冷やしたりしてるんですけど、どっちが正解なのか分からなくて…」
と話されていました。
どっちが正解か、知りたいですよね。
答えは自分の体が知っています!
やってみて「気持ちいい」と感じる方を選べば正解です!
体は常々変化していますので、その瞬間の気持ちいいを見つけてみてください。
目を動かすケア
気持ちいいつながりで、目を動かすケアもご紹介します。
まずまぶたを閉じて、眼球をゆっくり上下左右、斜め、寄り目などに動かしてみます。
それで一番気持ちいい方向・角度を見つけて、じわーっとその位置に動かしてみましょう。
これを行うと、目の筋肉(眼輪筋)がいかに働いてくれているかがよくわかると思います。
筋肉の伸び縮みを感じてみてください。
首肩、全身のケア
目の疲れは目の問題だけではありません。
首肩の血流、しいては全身の血流も関係しています。
首をゆっくり回してみたり、
肩の上げ下げ、
肩甲骨、腕をゆっくりぐるーっと回す、
手足の指をグーパーしてみる、
背中を丸める、胸を反らす、など
ゆっくりと行ってみましょう。
ここでも気持ちよさがポイントです!
無理にグイグイ動かすのではなく、
自分が動かしたいように気持ちよくできるとOKです。
あとは呼吸に意識を向けてみると、
自律神経が整うので、内眼筋の働きにもかかわってきます。
東洋医学の目のケア
鍼灸師として東洋医学の視点もお伝えします。
目は肝(肝臓)と大きく関係があります。
イライラしたり怒りっぽくなると肝にダメージが出ますし、
肝のダメージがあるとイライラしたり怒りっぽくなることもあります。
気の流れが滞っている状態で、それが目にも影響してきます。
肝はのびやかな状態を好む性質がありますので、
大きく伸びをしてみたり、気持ちものんびりしてみたりすることで気の流れが改善していきます。
また目の使い過ぎは血を消耗すると言われています。
血は本来全身を巡って、体の各所に運ばれて栄養となるものですが、
目を酷使することはそこでたくさん血が使われてしまうので、他の所に回る血が不足して、本来の働きを発揮できなくなります。
(例えば胃腸の働きが低下して食欲不振など)
この観点からも初めに書いた「目を閉じる」ケアが大切なのです。
目を閉じれば血の消耗が抑えられますからね。
(やっと鍼灸師らしくなれました(笑))
目を閉じて、
適宜温めたり冷やしたりしながら、
眼球を気持ちいい方向に動かしてみて、
体も気持ちいいようにのびやかに動かしてみて、
心ものびやかにしてみて、
そういうケアをオススメしています(^-^)
自分の体に教えてもらいながら気持ちよさを味わうことが重要です!
毎日頑張ってくれている自分の体にありがとうを伝えてみてくださいね!