妊活鍼灸:胚培養士の仕事と妊娠のすごさ
投稿日:2020年09月05日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
当院では不妊に悩む方、妊活中の方に「妊活鍼灸」を行っています。
不妊治療の勉強の一つとして、
胚培養士さんの講演DVDを視聴し、
改めて妊娠ってすごいことなんだなと感じました(^-^)
胚培養士の仕事
胚培養士は主に不妊治療の現場で卵子や精子、受精卵(胚)を取り扱う専門職です。
採卵した卵と精子を合わせて体外受精したり、
或いはもっと細かく、厳選した一つの精子を卵に直接注入して顕微授精したり、
受精した卵が分割して成長していくのを管理して、胚移植につなげたり、
凍結保存して管理したり、といったお仕事です。
今回ご厚意で胚培養士さんの過去の講演のDVDを見せていただき、
その中で不妊治療についての理解が深まり、
実際の胚培養士さんの仕事現場を映像で見ることができて、
素晴らしいなと感じました。
とても小さい卵子や精子を顕微鏡下でしっかり捉えることは、
高度な技術が必要のようです。
講演では、画面上で実際の顕微授精の様子や、受精卵の分割の様子を映像で見ることができて、
それを行う胚培養士さんのすごさも実感しましたし、
そもそも人間に備わっている妊娠の仕組みもすごいんだなとただただ感動するばかりです。
胚培養士さんが、不妊で悩む患者さんが妊娠するために誠心誠意でお仕事をされているのが伝わってきて、
すごく温かい気持ちになりました。
いつか実際に胚培養士さんにお会いして詳しくお話を聴かせてもらいないなと思います。
高度生殖医療
人の手が介入する高度生殖医療は、
妊娠しても障がいが出てしまうのではないかという不安や、
薬を使うと副作用が出るのではないかという心配を持っている方もいるかもしれません。
今回見たDVDの胚培養士さんによると、
体外受精で生まれた子どもと自然妊娠で生まれた子どもの障がいの発生数には差がないこと、
異常妊娠をしないようにかなり気を付けて質のいい卵や精子を厳選して体外受精を行っている、
ということでした。
イメージや人の噂だけで敬遠するのではなく、
自分でよく調べて、必要に応じて医療技術の力を借りるのもありだと思います。
いち早く妊娠したい気持ち、
パートナーの想い、
経済的なこと、
通院できるか(時間の確保など)、
いろいろと考えて、どうしたいかを納得して自分で選べるといいですね。
高度生殖医療の力を受けても必ず妊娠できるとは限りません。
併せて食事や運動、睡眠など生活習慣の改善による体質改善が不可欠です!!
妊活鍼灸とネットワーク
妊活鍼灸では、胚培養士さんのように直接卵子や精子を取り扱うことはできませんが、
その方のお体(全身)が健康な状態であって、
本来持っている生殖機能がはたらいて、
妊娠できる体になるように整えていくことを目標としています。
それが妊娠につながり、
そしてお腹の中で赤ちゃんを育てて、出産することにつながると思っています。
以前不妊治療専門クリニックの医師が、
不妊に悩む方を真ん中に置いて、それを取り巻く様々な職種がネットワークを作ってチーム一丸となってサポートしましょう
というお話をされていました。
それぞれの職種でできること、得意分野を活かして、
新しい命の誕生に関わっていけるといいなと思っています。
望む妊娠ができ、そして家族が増えるよう、
私は鍼灸の面からお手伝いしていきます。
妊活鍼灸の時間
妊活鍼灸のいい所は、
もちろん鍼灸による効果もですが、
ゆっくりと自分の体に向き合う時間を過ごすということが大きいなと思います。
妊活鍼灸は60分で行っていますが、
その時間の中で体調について話を聞かせてもらったり、
たまには愚痴を聞いたり、
本人が取り組みやすいことをアドバイスしたり、
はたまた何もしないでただ体の感覚に集中する時間を持ってもらったり、と
日常の忙しさからちょっと離れて大切な時間を過ごしてもらえるように心がけています。
また、毎日自宅でお灸を行ってもらうように指導しています。
そのお灸の時間(約5分)も自分と向き合う時間になります。
お灸の香りも相まって
「お灸が最高のリラックスタイムになっています」と話してくれるクライアントさんもいます(*^^*)
不妊でお悩みの方、
妊娠を望んでいる方、
妊娠に向けて鍼灸で体質改善をしたい方はぜひお気軽にご相談ください。