健康保険での鍼灸と医療費控除
投稿日：2021年02月05日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです！
健康保険での鍼灸についてお問い合わせがありましたのでそれについてと、
鍼灸の医療費控除についてのブログです。
（ちなみに当院では健康保険での鍼灸は行っておりません）
健康保険での鍼灸
健康保険を使って鍼灸が受けられるのは、
原則として６つの傷病に限られています。
・神経痛
・リウマチ
・腰痛症
・五十肩
・頚腕症候群
・頸椎捻挫後遺症（いわゆるむちうち）
上記の６傷病のみ、
医師の同意の下、健康保険で鍼灸を受けることができます。
これ以外の
肩こりや頭痛、冷え性などに対しては健康保険での鍼灸は受けられません。
健康保険を使って鍼灸を受ける流れとしては、
健康保険を取り扱っている鍼灸院で同意書の用紙を受け取る
↓
病院で医師に同意書を書いてもらう（この時の傷病名が上記の６つのみ有効です）
↓
鍼灸院で同意書と保険証を提示して施術を受ける
↓
支払い
（通常の保険診療と同じ自己負担金（年齢や所得によって３割や２割や１割など）を支払う形と、
施術費の全額を鍼灸院で支払い、後日保険組合から自己負担分を引いた額が返ってくるという形があります。
詳しくは加入している健康保険組合にお問い合わせください。）
なお病院と鍼灸院での同じ病名での保険診療（施術）は受けられませんので注意が必要です！
例えば、腰痛症で病院でシップをもらい、さらに腰痛症に対する健康保険での鍼灸を受けることはできません。
健康保険を使って鍼灸を受けたいと思ったときは、
自分が上記の６傷病なのか、
医師に同意書を書いてもらえるか、
の２点を満たすかを確認をし、
そのうえで健康保険を取り扱っている鍼灸院を探してみてください。
健康保険取り扱いの鍼灸院
鍼灸院には、
健康保険を取り扱っている院と
取り扱っていない院があります。
取り扱いの有無は、鍼灸院の開設者が決めることができるので、
取り扱っているところが優れている、
取り扱っていないところは怪しい(…笑)などはないので、ご承知おきください。
ちなみに当院では健康保険は取り扱っていません！！
以前
帯状疱疹後の神経痛に対して健康保険での鍼灸希望という方から問い合わせがあったのですが、
当院では健康保険を取り扱っていないため、残念ですがお断りさせていただきました。
（せっかく検索して当院のHPを見つけていただいたのに申し訳なかったです……）
医療費控除
健康保険での鍼灸は
対象傷病であり、かつ医師の同意を得るという条件が必要なため、
自費で鍼灸を受ける方が多いと思います。
健康保険での鍼灸であっても、自費の鍼灸であっても、
どちらも確定申告の医療費控除の対象となります。
（ただし慰安目的での鍼灸は対象にはなりません。
あくまでも医療の一部として、何かしらの症状を緩和する目的での鍼灸が対象です。）
１月１日～１２月３１日までに支払った医療費が１０万円（場合によっては所得の５％）を超える場合には、
確定申告を行うことで医療費控除が受けられます。
（医療費は同一生計の家族のものも含みます）
税金が還付されたり、翌年の住民税が安くなったりするというメリットがありますので、
医療費が１０万円をこえている場合は確定申告を行うことをオススメします。
医療費控除を受けるためには
医療費控除の明細書を記入します。
昨年作成したものですが、書き方の参考にしてみてください。
（今回の分は令和２年と書いてくださいね）
確定申告のための書類の準備が大変・面倒・分かりにくいと感じる方もいると思います。
例年は税務署による税理士による無料相談があったのですが、
今年はコロナの影響で中止だそうです。（残念）
インターネットや電話での相談はできるようですので、
早めに準備したうえで、分からないことを問い合わせ、
期限に余裕をもって確定申告に取り組みましょう！
令和２年分の確定申告期間は
２月１６日（火）～４月１５日（木）です。
（例年より一ヶ月延長になりました）
今年の確定申告会場は、混雑緩和のため整理券や予約制を導入しているようですので、
自分の納税地の情報を事前によく調べてみてください。
会場に行かずとも、スマホからでもe-Taxで申告できます。
（私も初めてのe-Taxでの申告、がんばります！）
最後までお読みいただきありがとうございました。
