更年期症状・更年期障害と鍼灸
投稿日：2021年02月12日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです！
先日、女性鍼灸師フォーラムの学習会で
産婦人科医から更年期について学びました。
更年期症状と障害
学習会のテーマは
「更年期の最新治療と鍼灸師が連携する際の要点」で、
講師は小机にある「よしかた産婦人科」院長の善方裕美先生でした。
更年期や閉経の定義や、
女性のライフステージ、
女性医学という分野のこと、
更年期で起こる体・ホルモンの変化、
更年期症状と更年期障害の違い、
更年期障害の診断と治療、
婦人科医と鍼灸師の連携、
について学びました。
症状の出方や生活への影響など、
個人差があり人それぞれなので、
一人ひとりのお体・お悩みに真摯に向き合うことがとても大切だなと感じました。
更年期障害の治療
学習会の中で印象的だったのが、
ホルモン補充療法（ＨＲＴ）についてでした。
更年期における女性ホルモンの急激な減少を
ゆるやかにするために行われるホルモン補充療法。
のぼせ・ほてり・発汗には特に効果があるそうです。
ホルモン補充療法の副作用の懸念があったのですが、
大して大きな副作用はなく、
副作用（不正出血、乳房の張り、胃のムカつきなど）が出ても多くは１～３か月程度で治まっていくとのことでした。
ごくまれに血栓症が起こるので、そのリスクの高い方には避けること、
乳がんについては、もし小さいがん細胞があったとしたらそれを増やしてしまうリスクはあるが、
まったくがん細胞がない人が乳がんを発症するのはほぼないとのことでした。
特に貼るタイプのホルモン剤は（経口薬に比べてさらに）安全な治療法だとわかりました。
ホルモン補充療法で乳がんになりやすいという勝手なイメージがありましたが、
イメージ（思い込み）で判断するのではなく、やはり正しい知識を得ることは大事です。
作用（効果）と副作用（リスク）を正しく知ったうえで、
医師と相談しながら自分で治療法を選ぶことが自分の健康につながっていくのだなと実感しました。
ウェルエイジング
もう一つ先生のお言葉で印象的だったのが、
アンチエイジングではなく、ウェルエイジングを目指しましょう
ということでした。（アンチ：抗う ウェル：満足に、上手に）
年齢を重ねている「今」の自分の体を受け入れて労わり、
「今」に合った生活をしていくこと。
これは普段から当院が大事にしていることです。
更年期症状でお悩みの方は、
体の症状だけでなく、
仕事のこと、
家族のこと、
介護のこと、
人間関係のこと、
やることいっぱいで自分の時間がない、
などたくさんのストレスを抱えていると思います。
そんな時に少しでもホッとできる時間として当院をご利用いただき、
体も心も楽になってもらえるといいなと思っています。
お気軽にご相談ください。
