卵巣ホルモンとストレス
投稿日:2021年04月16日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
4月10日に第59回女性鍼灸師フォーラム学習会で
「卵巣ホルモン」について学びました。
卵巣ホルモンとストレス
学習会のテーマは
「女性の健康維持のための最新基礎研究ー卵巣ホルモン分泌についてー」、
講師は東京都健康長寿医療センター研究所、自律神経機能研究室の内田さえ先生です。
今回は卵巣ホルモン(特にエストロゲン)の分泌とストレスの関連について興味深いお話を聞くことができました。
内田先生の研究結果に基づいたお話で、ところどころ専門的で難しい内容もありましたが、
卵巣には血管と交感神経が豊富に分布していること、
そしてストレスがかかり交感神経が活発になることで、血管が収縮して卵巣の血流低下、エストロゲンの分泌減少が引き起こされるということを学びました。
別の研究ではエストロゲンは卵管の繊毛運動を高めるとのことで、
排卵後に受精のための膨大部への移動、受精卵の子宮への移動にエストロゲンが重要な働きをしているそうです。
逆に言うと
ストレスでエストロゲン分泌が減少するとその繊毛運動がうまく働かなくなります。
研究はラットを用いて行われていて、その結果を全部人間に当てはめていいかははっきり言えないとのことでしたが、
女性、特に妊娠を望む方にはストレスが大敵ということがよくわかりました。
参加者や主催者の先生からの質問で鍼灸との関連も学べましたので、
女性クライアントさん、特に妊活鍼灸を受けられている方に活かしていきます!
妊活鍼灸と交感神経
鍼灸刺激は基本的には交感神経を抑制して、副交感神経が活発になるような反応が起こります。
ですので現代のストレス社会において鍼灸で自律神経を整えることは、
卵巣の血流改善、エストロゲンの分泌増加という面で特に妊活にとても有効なのではないかと思います。
日々生活しているとどうしてもストレスがかかってしまうと思いますが、
鍼灸で交感神経を鎮めたり、
話をしながらため込んでいるものを吐き出してもらったり、
リラックスの場として当院を活用してもらい、
そしてご自身でも好きなことをして上手にストレス発散して、
妊娠しやすい体づくりをしていけるといいなと思っています。
女性鍼灸師
当院に来院される方はほとんどが女性です。
女性鍼灸師だからか、女性のお悩みを気軽に相談してもらいやすいようです。
背中を出したり、肌を見せるのも「男性にはちょっと…」と抵抗がある方も多いみたいなので、
その点でも安心していただけたらと思います。
妊娠を望まれる方、
女性ならではのお悩みの抱えている方はお気軽にご相談ください。