抗アレルギー薬について
投稿日:2021年06月21日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
月に1回、薬について勉強しています。
今月は抗アレルギー薬について学びました。
花粉症
アレルギーの一つである花粉症(アレルギー性鼻炎)。
当院に通われているクライアントさんでも花粉症でお悩みの方は多いです。
花粉症の概念やメカニズムについて学びました。
やはり大事なのは腸内環境を整えて、
免疫力を発揮して異物に対応できる体であることだなと感じました。
(腸内に免疫細胞の70%が存在しています)
異物が入って炎症を起こしても、すぐに鎮められれば解決できます。
炎症を鎮めるのはリンパ球の一種であるTreg細胞。
このTreg細胞が元気に活躍できるためには、
エサになる水溶性食物繊維や、ビタミン、ミネラルを十分に取ること、
歯周病や脂肪肝などの慢性炎症を改善することが大事です。
またストレスが多くかかっていると免疫力が低下して炎症を起こしやすくなったり、症状が長引いたりしてしまいます。
ストレスは大敵ですので、上手に発散できるといいですね。
花粉を恨めしく思うより、自分で食生活、ストレス対処などの対策をして、
アレルギー体質の改善、炎症体質の改善、炎症を起こしてもすぐに炎症を鎮められる体でいたいものです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
花粉症の3大症状と言われる、くしゃみ、鼻水、鼻づまり。
全部の症状を一つの薬で対応できるのかと思っていたのですが(←私の思い込み)、違いました。
くしゃみ、鼻水に対して効果を発揮するのが第二世代の抗ヒスタミン薬、
鼻づまりに対してはロイコトリエン受容体拮抗薬が有効とのことです。
難しい言葉が出てきましたが(笑)、
鼻水に困っているのか、鼻づまりに困っているのかで使う薬が違うということをまず知っておくといいです。
ドラッグストアで薬を購入する際に、表示をよく見て自分に必要な薬を選べるといいなと思います。
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※追記
ロイコトリエン受容体拮抗薬は市販薬にはないそうです。
ということは鼻づまりを何とかしたい人は病院に行って処方してもらうのが得策です!
薬は早めに飲み始める
花粉症で辛いとき、薬で症状を抑えるのには少し時間がかかってしまいます。
ですので、花粉が飛ぶ一ヶ月くらい前から薬を飲んでおくと、
花粉症の予防、症状が軽くなるとのことです。
自分の体のことをよく知って(スギのアレルギーなのかヒノキのアレルギーなのか等)、
その年の花粉飛散予想なども参考にして、早め早めに対処をしていければ、花粉シーズンを楽に過ごせることに繋がります。
点鼻薬
飲み薬だけでなく、点鼻薬を使う方もいると思います。
ステロイド(抗炎症)の点鼻薬と、血管収縮剤の点鼻薬があります。
血管収縮剤の点鼻薬は鼻づまりによく効くのですが、
(鼻づまりは鼻粘膜の血管が拡張してむくんだ状態になっているため、薬で血管を収縮させれば鼻づまりが解消する)
注意としては「2週間以内に限って使う」ということです。
長く使うと感受性が落ちて効きが悪くなるだけでなく、
症状の悪化を招いてしまったり、
鼻以外の血管にも作用して血圧上昇なども引き起こしてしまうとのこと。
症状を改善したいのに使い続けることで症状が悪化してしまうのは避けたいですよね。
血管収縮の点鼻薬は必ず2週間以内の使用にとどめるようにしましょう!!
(先ほども書きましたが、鼻づまりに効く飲み薬は病院で処方されるロイコトリエン受容体拮抗薬です。
鼻づまりに困っていたら血管収縮の点鼻を使い続けるのではなく、時間を作って病院を受診して飲み薬を処方してもらうことをオススメします)
上手に薬を活用
私は花粉症ではないので、そのつらさを分かってあげられないかもしれません…
花粉症の症状に加えて、
眠れなかったり、ぼーっとしたり、集中力が低下したり、といった生活への影響も出てしまいます。
生活の質を下げないためにも、抗アレルギー薬を上手に使うことが大事だと感じました。
そして
食事に気を付ける、
ストレスをため込まずに発散する、
といった体質改善にも取り組んでいけるといいなと思います。
当院では鍼灸整体の施術に加えて生活習慣のアドバイスも行っていますので、
お困りの方はお気軽にご相談ください。