風邪症状に対する鍼灸
投稿日:2022年11月09日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです。
久しぶりに風邪症状に対する鍼灸施術をしました。
(ここしばらくは風邪症状があるとキャンセルになることが多かったので、本当に久しぶりでした。)
鼻水、鼻づまり、ノド痛
来院前日に多量の鼻水(水様)、
その後鼻づまりから緑色っぽい鼻水が出て、ノドの痛みが出てきたとのことです。
鼻が詰まって口呼吸になり、ノドが乾燥してしまった感じと話されていました。発熱はなしです。
脈は速く、沈んでいます。
脈が速いのは体内に熱がある表れです。
体の抵抗力が充実していると、脈は浮いて症状が激しく出るパターンが多いのですが、
この方の場合は抵抗力がやや不足しているため、邪気とバチバチに戦えていない状況ととらえました。(なので発熱はない)
症状は激しく出ない変わりに、長くくすぶりそうな感じです。
体の抵抗力を上げるようなツボをいくつか刺激するのと同時に、痛みの出ているノドに局所的に刺鍼しました。
鍼刺激でノドに血流を集めて、炎症を治すスピードを速めようという作戦です。
発熱はないので、お灸も使いました。
施術後は「なんか体が熱くなってきた感じ。家に帰ってゆっくり休みます」と話されました。
抵抗力が高まったことによって、邪気との戦いでこれから熱が出ることがあるかもしれません、とお伝えしました。
熱を出す、汗を出すという過程を経て、すっきりと治って回復するかなと思います。
(※効果には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。)
鍼灸で即時に風邪を治せるわけではなくて、体が風邪を追い出せるようにアシストする施術を行っています。
ですので、寝て休むことが一番大事です(^^)
薬を使いたくない
妊婦さんや薬を使いたくないという方にとって、鍼灸施術は大いに役に立てるかなと思います。
もともと備わっている体の力を引き出す施術ですので、副作用の心配はなく安心して受けていただけます。
このご時勢、風邪症状が出ていると後ろめたい気分になってしまうことが多いですよね。
熱が出て体を動かすのがしんどいようなときはとにかく家で寝て体を休めること。
熱はなくて動けるけれどなんだか調子が悪いという時は、回復のための選択肢に鍼灸を入れてみてください。
先日聞いた話によると、
風邪症状のある方はみれません、とかかりつけ医(クリニック)で拒否されてしまったこともあるようです。
(なかなか困った世の中です)
当院はよっぽどの熱がない限りどなたでも対応しますので、お気軽にご相談ください。
(熱があるときは無駄に行動せず、じっと寝ているのが一番です!)
ビタミンC補給
栄養面では風邪症状が出ているときにビタミンCの補給が欠かせません。
風邪の前、少しでも違和感を感じた段階で、ビタミンC1gを一時間おきに5,6回飲めばその後症状が強くなることなくすっかり回復します。
風邪をひいてしまった後はなおさら体内でのビタミンCの消費が激しいので、こまめに飲んで補給してあげましょう。
当院ではビタミンCのサプリメントを自由に飲めるように準備しています。施術の前後でぜひ補給してください。
風邪予防
風邪は予防が一番大事です。
手洗いうがいを適切に行い、睡眠を十分に確保し、栄養状態を高めておくこと(余計なものを食べ過ぎないこと)、腸内環境をよくすること、ストレスをためないこと、
これらを行って安心して過ごしていれば、そんなに大きく体調を崩すことはないと思われます。
(換気と加湿も大事ですね。)
それでもどうしても忙しかったり、睡眠不足になってしまって、風邪をひいてしまうこともあると思います。
そんな時は回復力を高めに、ぜひ鍼灸を受けに来てくださいね。
お役に立てたら幸いです。