病気に感謝する生き方
投稿日:2018年05月18日
こんにちは
横浜 旭区 希望が丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
昨日びっくりなニュースを耳にしました。
西城秀樹さんの訃報です。
ニュース記事や生前のインタビュー内容などを読み、
二度の脳梗塞を起こされても、懸命に生きていたことが伝わってきました。
病気に感謝する生き方
西城さんは脳梗塞を起こしてから体が不自由になり、
ショックを受けたり、苛立つこともあれば、落ち込むこともあったそうです。
「かっこよくいたい」そんな思いがあったようです。
そして二度目の脳梗塞を起こして、リハビリに励んでいる時に、
自分の弱さを認め、
「かっこ悪くてもいい。ありのままを見せていいんだ」と気づき、
その後は気が楽になったとのことでした。
自分のありのままの姿を見せて、
脳梗塞やほかの病気に苦しむ方を勇気づけたい、と願ったようです。
西城さんは脳梗塞を起こしたことで、
価値観が変わり本当に大切なものに気づけた、
そのきっかけとなった病気に対して、
「二度の脳梗塞には感謝している」と話していたそうです。
病気の受容
病気を発症すると、
これまで不自由なく過ごしていた生活から一変、
体が思うように動かず、
理想と現実のギャップに苦しみ、
仕事や家事・育児に支障が出る、
となったら、もう大変ですよね。
現実逃避したくなったり、
死への恐怖や将来の不安が押し寄せてきたり、
経済的な心配も尽きなかったり、
なんで病気になったんだろう……と
困惑する方がほとんどだと思います。
少し話は逸れますが、
精神科医のキューブラー・ロスは、
著書「死ぬ瞬間」で病気で死に直面した人の反応を5段階で表しています。
①否認・孤立
自分が病気なわけがない、死ぬわけがない。何かのまちがいだ。
②怒り
なんで私が病気になったの?〇〇のせいだ!
③取引
なんでもするから病気を治してください。
④抑うつ
もうだめなのか。憂うつ。
⑤受容
死ぬことは自然なことなのだと受け入れる
人間の感情は一定ではなく、その時々によって変わります。
また、この5段階通りにいかないこともあるでしょう。
どの感情にもいい/悪いはなく、
自分の中に沸き起こる感情をそのまま受け止めて、味わってあげて大丈夫なのです(^^)
起こることはすべて意味のあること
目の前に起こることはすべて意味のあることです。
自分の人生に必要だから起こっていることなのだと思います。
病気になることも意味があることなのでしょう。
西城さんは病気になったことで、
「大切なものに気づけた」
という意味を見出し、
そこから病気で苦しむ他の人を勇気づけたい、という新たな使命を受け取りました。
63歳で亡くなったことに対して、
まだまだ若い、と思う方が多いでしょうが、
きっと西城さんは自分の使命を果たして、十分に寿命を全うしたのではないかな、と私は思います。
その西城さんの生きざまを見て、学ぶことが多いです。
ありがとうございます。
病気になった自分を素直に受け入れて、
自分の中にある大切なものに気づく。
病気に感謝して、
与えられた自分の使命を果たす。
こんな生き方ができたら幸せですね。
西城秀樹さんのご冥福をお祈りいたします。