暑くなると増える逆子に鍼灸治療
投稿日:2018年07月12日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
気温が30度を超える日が続いていますね。
暑くなると増えるお悩みの一つに「逆子」があります。
逆子の増える季節
私が以前勤めていた鍼灸整骨院での経験と、
この道が長い諸先輩方からの経験談を合わせると、
夏場(暑い時期)と真冬(寒い時期)に逆子が増える傾向があると言えます。
当院でもこのところ逆子鍼灸を希望される方が増えています。
夏場と真冬に逆子が増える理由ははっきりとは分かりませんが、
逆子の一つの原因として血の滞りが挙げられるので、
暑くて汗をかくようになって、血を含めた体の水分バランスが崩れたり、
寒くて血管がギューッと縮こまってしまって滞ったり、
ということが関係しているかもしれません。
妊娠24週からずっと逆子
先日来院されたNさん、妊娠33週(初産)。
妊娠24週の健診の時に逆子と言われてから、
その後も健診の度にずっと逆子と言われているとのことです。
いつも同じ向きでエコーに映るようで、
胎児はひざを伸ばして、V字になっている姿勢でした。
胎児の足があると思われる右側で胎動をよく感じているとのことです。
出産予定日を来月に控え、
医師から「ひざが伸びている状態だと自然分娩は難しい。帝王切開になる」と説明がありました。
Nさんは、「なるべく下から産みたいし、手術なんてしたことないから怖いし…」ということで、
インターネットで逆子を治す方法を調べました。
そこで「逆子にお灸がいい」と見つけたものの、
お灸をして治った人もいれば治らなかった人もいるのを知ります。
それでも治った人の方が多いのを知ったので、それを信じて自分もお灸を受けてみようと、
逆子治療をしている鍼灸院を探して当院を選んでくださいました。
当院を選んでくれた理由は、
施術者が女性であること、と
他のところは「肩こり専門」などと書かれていてそういうのがメインで逆子はあんまりやってなさそうだったけど、こちら(当院)は逆子をちゃんとやっているのがわかったから、
とのことでした。
はい。当院では逆子鍼灸を積極的にやっています(^-^)
だからこそ逆子で悩む方が多く来院されて、ますます経験を積み重ねています。
本当にありがたいことです!!
逆子鍼灸中の胎動
Nさんは鍼灸治療を受けたことがなく、どんな感じか分からないと心配されていましたが、
はじめに目的、方法、感覚を伝えてイメージしてもらってから、施術に進みました。
当院の逆子鍼灸は、
手足のツボに鍼をした後にお灸という順番で行うのですが、
鍼をしている段階で、私から見てもお腹の赤ちゃんがよく動いているのがわかります。
Nさんは「よく動いているし、しかもいつもと違う場所で動いてる感じです。おへその周りでもにょもにょしてます」と伝えてくれました。
もしかしたらひざが曲がったのかも!と思いながら、お灸に進みました。
お灸をしている時も、体の循環が良くなっているのが伝わってきます!!
施術を終えてから、
自宅でやってもらうアドバイスとお灸の説明をしました。
真面目なNさんはやる気マンマンです!
Nさんは、立ち上がって体の感覚が違うのを敏感に感じたようで、
「次の健診が楽しみです」と言って帰られました。
健診で逆子は治っていました!!
そして健診の日を迎えて、見事に逆子が治っていたそうで、
嬉しそうに報告をくださいました!!
妊娠24週から33週まで健診の度に、向きが変わることなくずっと逆子だったのが、
無事に治って本当に良かったです。
お腹の赤ちゃんも逆子でV字の体勢から、
(想像すると、腹筋を使って結構しんどい姿勢ですよね…)
頭が下になった体勢になって、
リラックスできているのかな~と思います(^^)
逆子を治す秘訣!
逆子には古くからお灸が行われてきました。
そこに鍼も組み合わせて、母体の全身循環を改善するように施術しています。
母体の循環が良くなり、骨盤内に血液に乗ってたくさん酸素や栄養が運ばれて胎児に届き、
胎動が活発になって、頭の重みで逆子が治る、という目的です。
とは言え、鍼灸治療で逆子が治る確率は、
残念ながら100%とは言い切れません。
へその緒が短かったり、巻き付いていたり、
子宮の大きさ、形や筋腫の影響、胎児の大きさ、羊水の量など、
物理的に逆子がベストな場合もあります。
今回Nさんは1回の逆子鍼灸で治ったわけですが、
鍼灸治療が逆子に有効ということ以外にも
Nさんの体の準備が整っていたことが大きいのだな~というのを強く感じました。
Nさんは初めての妊娠で、周りの方から
「身体は冷やしちゃダメよ」「冷えはよくないから」「温かくして過ごして」というアドバイスを受けてそれに素直に従い、
腹巻をしたり、靴下を履いたり、お風呂にゆっくり入ったり、
という行動をとっていました。
そんなNさんの真面目さ、優しさがきっと赤ちゃんにも通じていたんだろうな~と思います。
きっと赤ちゃんもお母さんのために、頭を下にしようと努力していたのかもしれませんね。
鍼灸治療というこれまでと違う刺激が加わって、それが一つのきっかけとなって、
逆子が治ったのだと思います。
お母さんと赤ちゃんの素直な想いと行動が通じたことが、
逆子が治る秘訣なのだと思います!!
そして何よりも、
逆子が治ると信じる気持ちが大切です!!
逆子のお悩みご相談ください!
暑い時期に増える逆子。
妊娠週数が早く、胎児が小さいほど逆子は治りやすいです。
ただ、出産直前でも逆子が治る可能性はあります。
(過去には妊娠38週で治った方もいます)
逆子でお悩みの方は、
逆子が治ると信じて、ぜひ一度ご相談ください。
手術を回避して、
安心して出産に臨めるように
精一杯心を込めて施術いたします。