スキンケア講習会に参加しました
投稿日:2018年11月10日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
先日スキンケア講習会に参加してきました。
スキンケア講習会
お世話になっている美容院にてスキンケア講習会が開かれるというので、
参加してきました。
皮膚の仕組み、役割、老化のこと、
スキンケア製品について、正しいスキンケア方法などを学んできました。
以前鍼灸学校で美容鍼灸について学んだことがありましたが、
すっかり忘れていることもあり、
とってもためになりました。
皮膚の役割
皮膚は、
皮脂腺から脂の分泌コントロール、
汗腺から水分のコントロールを行っています。
皮膚の上には皮脂膜が張っていて、
これが外界の菌や紫外線から身体を守ってくれています。
この皮脂膜が整っていればOKなのですが、
皮脂膜が乱れていると、菌が侵入して皮膚炎を起こしたり、アレルギーを起こしたりします。
紫外線が入ってくると活性酸素がつくられ体が錆び、シミ・シワの原因になったり、
皮膚がんのリスクにもつながります。
また皮脂膜は体内の水分が蒸発しないようにフタの役割をしているとのこと。
成人の体は約60%が水分で構成されています。
皮脂膜が乱れると、水分が抜けてしまい乾燥につながってしまうのです。
皮膚のpH
皮膚のpHは4.5~6.0の弱酸性。
酸性に傾いていることで菌がら守ってくれます。
アルカリ性に傾くと、たんぱく質を分解し、また菌が繁殖しやすい環境になります。
ここでpHを簡単に調べることができるペンで実験をしました。
自分の手の皮膚のpHはどうなのか?
市販の石けん・洗顔料・洗剤は?
ということで、やってみると
みなさん皮膚は弱酸性。
石けん類はアルカリ性でした。
講師の方の会社で取り扱っている商品はすべて弱酸性とのこと。
目で見ると分かりやすいですね。
正しいスキンケア
皮膚の役割は、
菌や紫外線から体を守ること、
水分のコントロールをすること。
そのために皮脂膜が整えることがスキンケアです。
スキンケアの方法は
①汚れをとること
②保湿をすること
です。
②の保湿のやり方には2通りあって、
オイルでフタをする方法、
水分を浸透させる方法です。
オイルの原料というと「石油」だそうで、
石油を皮膚に塗っているようなもので、
さらに油は酸化しやすいため、老化に直結してしまいます。
水分を浸透させる方法で行うのがいいそうです。
スキンケアを実体験
スキンケアに併せてアンチエイジングとして一つ重要なのが、
「円を描くような運動」とのこと。
美顔ローラーでコロコロするのは、上下や左右などの一方向の運動となるのでNG。
ということでその会社で取り扱っている洗顔器を体験させてもらいました。
その洗顔器はものすごく分かりやすく伝えると、
(会社の方にお叱りを受けそうですが…(笑))
電動歯ブラシを大きくしたような感じです。
もちろん歯ブラシのような尖りはありませんが、
動きのイメージとしては、あんな感じです。
洗顔で汚れを落としながら、美顔にも効果があるそうです。
自分の顔では変化があまりわかりませんでしたが、
毛穴の引き締めやフェイスラインの引き上げにもなるとのことです。
汚れを落とした後で、
水分を浸透させる化粧水や美容液、乳液で保湿をして、
スキンケアは終了です。
面白い体験でした。
貴重な講習会をありがとうございました。
中医学での皮膚
さて、私の得意な中医学の分野に話を関連させると……
体の表面は衛気(えき)という気(エネルギー)で守られています。
漢字の通り「防衛」の役割です。
・外邪から守ってくれる(抵抗力・免疫力)
・体温を調節する
・汗の出を調節する
・体を潤す
という働きです。
この衛気が上記で言う皮脂膜とリンクするのかなと思います。
衛気はもともと両親から受け継いだエネルギーと
飲食物から生成されたエネルギーが合わさって作られます。
衛気が不足すると、
抵抗力が下がり風邪を引きやすくなったり、
汗がダラダラと流れ出てしまったり、
寒さを感じやすくなったりします。
こういう時は本当に要注意です!
ゆっくり体を温めて、しっかりと睡眠をとることで、
大病になる前に予防ができます!
そして
衛気に関連する内臓としては「肺」。
そしてその肺の仲間として「大腸」です。
肺にトラブルがあると大腸に影響しますし、
大腸にトラブルがあると肺に影響を及ぼします。
お互いに影響しあっています。
吹き出物が出た時、
皮膚がガサガサしている時など、
自分の体を見つめなおしてみて、
肺・大腸の状態はいかがでしょうか?
空気の悪いところに長くいたり、
食事が疎かになっていたり、
便秘がちだったりしませんか?
タバコや暴飲暴食、便秘などリスク因子を減らして、
自分の体の防衛反応を高めておきたいものですね。
体の内外からスキンケア
汚れを落とす
保湿する
という体表のスキンケアをしっかりして、
そして
食事などの生活習慣にも気を付けて、
体内からもしっかりとケアしていきたいなとつくづく感じました。
体内からのケアに鍼灸がお力になれれば嬉しいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。