効果的なツボ押し方法
投稿日:2019年01月15日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
今日は効果的なツボ押し方法についてご紹介します。
ツボ情報
我々鍼灸師は、学校で東洋医学の基礎知識を勉強してその応用も含めてツボのことを学ぶので、
ちょっとマニアック(よく言えば専門的!)なツボの知識を持っています。
最近はインターネットや健康本の普及で、
一般の方でもツボに関する情報が簡単に手に入るようになっています。
一般的に易しい表記だったりイラストが載っていたりすると、
とってもわかりやすいですね。
『〇〇(症状)には△△というツボがオススメ』と書いてあったら、
押して刺激してみよう!って思えますよね(^-^)
自分で主体的に検索してみる、本で調べてみる、というその行動から、
健康意識が高まりますので、
自分(や家族)の気になることについては積極的に調べてみてください!
※ただし情報の出どころには注意を向けてみてください。
専門職(鍼灸師・医師・学者など)が発信しているものなのか、
一般人の体験談として書かれているものなのか、
そこはきちんと自分で見極めてくださいね。
(一概に専門職が発信しているものだけが良い・信じられる/一般の体験談が悪い・信じられないということではないです。
あくまでも受け取る全ての情報をうのみにするのではなく、出どころを知ったうえで自分で判断してください、ということです。)
ツボをみつける
さてツボの情報を得て、このツボを自分で押してみようとなった時に大事なことがあります。
それは「じっくり丁寧に自分のツボの位置をみつける」ということです。
基本的にツボの位置は世界共通認識として「標準部位」の表記が定められています。
(WHO世界保健機関)
例えば三陰交というツボの標準部位は
教科書の表記でいくと、
「下腿内側、脛骨内縁の後際、内果尖の上方3寸」です。
下腿というのはひざから下の部位、
脛骨はすねの骨、
内果というのは内くるぶし、
3寸という長さは、指4本分の幅です。
一般に分かりやすく、
「内くるぶしから指4本分上の高さ、骨の後ろの際にあるツボ」
ということです。
そしてここからが大切なポイント!
ツボの標準部位をみつけたら、その周辺を細かく丁寧に触れてみます。
凹んでいる部分があるか、しこりみたいな感じになっているか、
冷えていたり、熱を持っていたりするか、
ざらざらしているか、カサカサしているか、
黒ずんでいる(色素沈着している)か、
ほくろがあるか、
など細かく見ていきます。
そして優しく押してみて、圧痛があるかをみます。
標準部位の近くで「一番ココが他と違う」という場所をみつけたら、
それがあなたのツボの位置です!!
日本人は繊細なので、ツボの位置が少しずれるだけで効果が変わってきます。
これはずれたツボを押しちゃいけないという意味ではなくて、
自分のツボを正確にみつけられると非常に高い効果が得られます、ということです。
例えば
単に標準部位のツボを刺激して100の効果があるとしたら、
自分で見つけた正確なツボを刺激すると120の効果が得られるというイメージです。
標準部位のツボやずれたツボをおしたら-10になってしまうというようなことはありませんので、
あまり怖がらずにツボを押してみて、どんどん慣れていってください。
この道50年以上のベテランの先生によると、
人によっては1cmくらいもツボの位置が違うこともあるようですよ。
自分のツボの位置をみつけることは大事です!!
効果的なツボ押しのポイント
自分のツボの位置をみつけられましたか?
そしたら押してみましょう。
効果的にツボ押しができるポイントは、
ズバリ「角度」です!!
ツボをまっすぐ下に押すのか、
斜め下に押すのか、
斜め上に押すのか、
骨に向けて押すのか、
など微妙な角度の違いで押し比べてみてください。
「あーこの角度が一番効いている感じ」というのをみつけられたら、
その角度で決まりです!
押す強さは
痛くない程度(いた気持ちいいくらいならOK)の加減です。
もし軽く押しただけで痛みを感じるようなら、
さするという刺激方法でも十分です。
ちなみに
私が鍼をするときも、角度にとても気を遣っています。
同じ位置に刺入したとしても、角度で効果が変わってくることもあるからです。
細かく書こうとすると長くなるので割愛しますが、
ツボの流れに沿ったり、あえて逆方向に向けたり、
後頭部のツボは、反対側の目に向けたり、同側の目に向けたり、
時と場合によって、
一番効果的な角度・方向を定めて刺激しています。
効果的なツボ押しのまとめ
効果的なツボ押しのポイントをまとめると、
・自分で積極的に情報を得ること
・自分のツボの位置をみつけること
・いい角度をみつけること
です。
自分の健康に目を向けて、効果的なツボ押しを行ってセルフケアに役立ててくださいね!
あなたのツボをお伝えします
自分に合ったツボを知りたい!という方はぜひご相談ください。
体に表れている症状だけでなく、脈・舌・腹の状態を見て、
根本から解決できるようなツボを選択してお伝えします。
中には、自分でお灸をするために
「ツボにペンで印をつけてください」とリクエストされる方もいますので、
そのリクエストにお応えして、印をつけさせてもらっています。
(ちなみにお灸は院内で販売しています)
お気軽にご相談ください!!