冷たいドリンクと痛み
投稿日:2022年08月11日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです。
毎日こう暑いと冷たい物ばかり飲んでいませんでしょうか。
それが痛みの原因になっているかもしれません…
冷たいドリンク
先日の休み、
カフェで休憩がてらの人間観察をしました(←暇つぶしの趣味です(笑))
レジカウンターがよく見える席にいたのですが、一時間ほどの間にたくさん(20名位?)のお客さんが来ていて、ほとんどの方が冷たいドリンクを注文。
温かい物を頼んだのは私とご婦人2名のみでした。
確かに外は暑い日でしたが、店内は冷房がよく効いています。
やっぱり外が暑いと冷たい物を飲みたくなるのでしょうか……
胃腸の冷え
クーラーが効いた室内で冷たいドリンクを飲んだら、胃腸が冷えます。
胃腸が冷えると本来のはたらきが落ちて、
気血(体を動かすエネルギー・原動力・栄養)を作れなくなったり、
消化できなかったものがお腹に溜まってしまったりします。
痛みの原因
中医学では痛みの原因は大きく分けて2つが考えられます。
①不栄即痛
栄養(血)が足りずに痛みが起こる
(しくしくした痛み)
②不通即痛
気血が通らずに痛みが起こる
(張ったような痛み、刺すような痛み)
簡単に言うと栄養不足、循環不足で痛みが起こります。
冷たいドリンクを飲んで胃腸が冷えて本来のはたらきができなくなった時、
気血を作れなくなっている方は栄養不足でしくしくした痛みが起こり、
消化できなかったものがお腹に溜まっている方は気血の通り道をふさいでしまって、張ったような痛み、刺すような痛みが起こります。
この数週間で急性腰痛(ぎっくり腰)を抱えた方が数名いらっしゃいましたが、冷たい物の取り過ぎも一因となっていると考えられます。
痛みの対処
痛みに対しては積極的に温めることをオススメしています。(例外はあります)
カイロを当てたり、蒸しタオルを当てたり、ドライヤーで温めたり、入浴したり。
そして温かい飲食も重要です!
鎮痛剤の内服やシップの使用は一時的には痛みが治まりますが根本的な解決にはなっていません。
温めて血流を良くして、本来のはたらきを取り戻すことが根本的に治ることに繋がっていきます。
急な痛みの時には冷やした方がいいの?温めた方がいいの?と迷う方が多いみたいなのですが(クライアントさんや友人談)、私は温めることを推奨しています。
まず温めてみて、その反応で嫌な感じがあったり、イライラしたり、我慢できないほど痛みが強くなったりしたら温めるのを中止した方がいいです。
温めて気持ちがいいようなら継続して温めているとだんだんと楽になっていくと思います。
当院では積極的にお灸を用いて温める刺激を行います。
お灸に熱い、怖いというイメージを持たれている方もいるかと思いますが、ほんのり温かい刺激だったり、一瞬の心地よい熱さだったり、やり方はいろいろとあります。
お灸を活用して、温めて痛みへの対処、体の本来のはたらきを取り戻すお手伝いをしています。
痛みの予防
痛みが出たらまずは温める!
そして痛みが出る前に予防できたほうがいいですよね。
予防のための一つは、胃腸を冷やさないこと!!
冷たいドリンクは避けて、温かい物を一口ずつゆっくり飲みましょう。
どうしてもアイスを食べたくなったら、必ず温かい飲み物と一緒に!
毎日のちょっとした行動が痛みの予防につながっていきます。
誰もが好き好んで痛い思いをしたくないのだと思いますが、予防には無頓着な方が多い印象です。
この時期、外は暑いですがクーラーを活用して快適な環境で過ごし、冷たい飲食は避けていきましょう。
体にやさしく過ごしてくださいね。