健康的な食事 何をどのくらい食べるか?
投稿日:2018年04月20日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
食事は体をつくるものです。
普段どんなことに気を付けて食事をとっていますか??
体の構造からの観点
ちまたには
「〇〇(病名、症状)には△△(食材)が効く!」というような情報が出回っています。
これはモニター(人、マウス、ほかの動物)の実験だったり、あるいは試験管データとしてのものだったり、
机上の理論からの情報だったりします。
こういう研究ができる現代の科学はすごいなぁと思います。
しかし、
情報が多すぎて混乱したり、
たとえいいといわれている食材があったとしてもそれだけを食べていて健康を維持できるはずはありません。
これは栄養素の観点からみて情報を発信しているものだからですね。
実際に人間の生活として当てはまらないことが多いのかもしれません。
そこで今回は、人間の体の構造的な観点から、
何をどのくらい食べるか?という話を耳にしたので、それについて書いてみます。
歯の本数と役割
成人の歯の数は28本(親知らずを除く)。
このうち
切歯が8本(上下4本)……野菜をかみ切る
犬歯が4本(上下2本)……肉をかみ切る
臼歯が16本(上下8本)……雑穀堅果類をかみ切る(砕く)
(上のイラストでは、これに加えて親知らず〈第三大臼歯〉が含まれています)
です。
全体の歯の割合で考えると、
切歯:野菜…2/7
犬歯:肉…1/7
臼歯:雑穀堅果類…4/7
というわけです。
なので、食事の中で肉は1/7で十分ということですね。
そして肉の倍量の野菜が必要です。
さらにその倍の雑穀類ですね。
しかし現代の食事は肉を多く取りすぎている傾向にあります。
過剰は体を壊します。
自分の食事を振り返ってみて、どうですか?
お肉を取りすぎていませんか?
野菜不足になっていませんか?
本来は雑穀のところ、精製されすぎたものを食べていませんか?
よく噛むことが必要
そして歯の役割は、
よく噛んで食材を細かくし、唾液と混ぜ合わせることで
その先の消化を助けることにあります。
「一口30回噛む」とよく言われています。
脈・舌・腹の状態から胃腸のトラブルがあると見受けられるクライアントさんに、
「普段の食事でどのくらい噛んでいますか?」と質問すると、
大抵の方が「数えていないから(意識していないから)わからないです」と答えます。
例えばテレビを見ながらだったり、
スマホをいじりながらだったり、
子どもの方に意識が向いていたり、
仕事のことを考えていたり、と
食事に集中せずに、無意識に食事をしているんですよね。
これでは噛むことへの意識はおろそかになるでしょうし、
味を感じるということにも無頓着になっていると思われます。
味を感じないから、満腹感がなくて食べ過ぎてしまったりすることにもつながります。
体の構造を使いこなす
人間の体は完璧に設計されています。
それを使いこなせなかったり、間違った使い方をすると病気になってしまいます。
人間の歯は28本。
それぞれの役割に応じた分量の食事をすること、
意識的によく噛んで消化を助けること、
こんなことを頭に入れて、少しずつでも健康的な食事を目指してみてください!