生理周期を把握していますか?
投稿日:2018年04月30日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
今日は妊娠、妊活、不妊についてのブログです。
妊娠のためには、まずは自分の体を知ることが大切になります。
一般的に分かりやすいのは、生理周期と基礎体温。
今回は生理周期について書いていきます。
生理周期とは?
生理周期とは、生理開始~次の生理の前日までのことを言います。
生理が起こり(子宮内膜がはがれて出血)、(=月経期)
生理が終わると卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増え、卵巣内で卵胞が一気に成熟し、子宮内膜の厚みが帯びていきます(=卵胞期)
そして卵巣から排卵し、(=排卵期)
排卵した卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになって着床準備に入り、(=黄体期)
もし卵子が精子と出会って受精し、子宮内に着床すれば妊娠の成立です。
妊娠しなかった場合は、卵胞ホルモン・黄体ホルモンの分泌が減少して、次の生理が起こります。
月経期→卵胞期→排卵期→黄体期→……妊娠または次の月経期となり、
この月経期~黄体期が一つの生理周期となります。
生理周期の正常、異常
一般的に正常な生理周期は25日~38日です。
・25日よりも短い場合を、頻発月経といいます。
初潮を迎えて間もないころや、閉経に近づくと生理周期が短くなることがあります。
また、黄体機能不全や無排卵の時に生理周期が短くなることもあります。
まれに不正出血を生理の出血と勘違いして、頻発月経と捉えてしまうこともありますので、
子宮の異常(子宮がんなど)がないか、婦人科を受診することをオススメします。
・39日以上の場合は、稀発月経と言います。
卵巣の機能低下、卵胞の発育不全、無排卵、排卵障害、ストレス、体重変化などによって起こります。
・生理周期がバラバラの場合
生理周期が短かったり、長かったりと一定しないこともあります。
毎周期きっちり同じ日数でなくても、変動が6日以内なら正常と捉えて問題ありません。
生理による出血期間
生理による出血期間は、だいたい3日~7日です。
出血が1~2日で終わる場合を過短月経と言い、
女性ホルモンの分泌不足によって、子宮内膜が十分厚くなっていなかったことや、子宮自体の発育不全、甲状腺機能の異常なども原因として考えられます。
逆に出血期間が8日以上の場合を過長月経と言います。
これはホルモンバランスの乱れ、無排卵、黄体機能不全や子宮の病気が考えられます。
出血量が極端に少ない場合は、過少月経と言い、
過短月経と同じように子宮内膜の厚みが薄かった場合、子宮の発育不全、無排卵、甲状腺機能異常などが考えられます。
出血量が多い場合は、過多月経です。
子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮がんなどの子宮の病気が考えられます。
出血期間だけでなく、出血量、色、血塊(レバー状のもの)があるかなども毎回チェックしてみてください。
生理周期から知る排卵日の目安
排卵は次の生理開始の14日前くらいと言われています。
例えば、
生理周期が28日の方なら、排卵日は生理開始から14日目あたり、
生理周期が32日の方なら、排卵日は生理開始から18日目あたりです。
(もちろんずれることもあります)
排卵日を把握するためには、普段の生理周期を把握することが大事になります!!
排卵日間近になると、
おりものが透明で良く伸びる状態になるので、それも目安の一つになりますね。
妊娠の確率を高めるためには、
排卵した卵子と精子が効率よく出会って受精することが重要です。
排卵した卵子が受精できるのは、36時間以内と言われています。
そして射精後の精子の寿命は72時間です。
受精は、卵管膨大部(卵巣に割と近い部分です)というところで行われます。
精子が膣から子宮に入り、卵管膨大部まで進むのに時間がかかりますので、
排卵日よりも前に性交を行うというのが、妊娠しやすいタイミングと言えます。
しかし、男性はとてもデリケートなので、
排卵日といわれるとプレッシャーがかかり、うまくいかないこともありますし、
また、禁欲期間が長いと精子の質が落ちることもあります。
ですので、男性には排卵日がいつかはわからないように、
コンスタントに性交するという方が妊娠の確率が高まるかもしれませんね(;^ω^)
生理がある間は妊娠できる!?
生理が定期的に来ていれば妊娠できると思っている方もいますが、これは間違いです。
上記で、生理周期から排卵日の目安を知ることができると書きましたが、
これは、正常にホルモンが分泌されている場合の話です。
妊娠の成立には、女性の体としては、
卵胞の成熟、子宮内膜の肥厚、排卵、受精、着床ということが必要になります。
卵胞の成熟、排卵がなくても生理は起こりますので(無排卵月経)、
生理があるから妊娠できるとは言えません。
卵胞が成熟しているか、排卵しているかを知るためには、
エコー検査や採血によるホルモン検査が行われますが、
一般的には基礎体温が大事な情報になります。
排卵すると卵胞が黄体に代わり、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになります。
この黄体ホルモンには体温を上げる働きがあるので、排卵後には基礎体温が高温相をしめします。
基礎体温の傾向から、女性ホルモンの分泌、排卵が行われているかを把握することができます。
ということで、妊娠のためには
生理周期と基礎体温の両方から、自分の体を知ることが大切になります。
長くなってしまったので、
基礎体温についてはまた次の機会にブログを書きます!
鍼灸整体治療で妊娠しやすい体に!
自分の体を知って、
もし異常があるようなら、そこを修正していく必要があります。
生活習慣を見直したり、食事、運動に気をつけたり、
生理周期はストレスの影響を受けやすいので、そのコントロールも必要になるでしょう。
また、鍼灸整体治療によってホルモンバランスが整ったり、自律神経が整ったりして、
本来持っている妊娠できる力を発揮させることができます。
不妊専門の病院で積極的に不妊治療を行っている方はもちろん、
まだ病院に行くことは考えていないけど、自然に妊娠したい、妊娠を希望している方は
お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!!