乗り物酔いに効くツボ
投稿日：2018年08月09日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです！
お盆休みを利用して、帰省・旅行をされるクライアントさんが多いようです。
旅行は楽しみだけど、
自分（または子ども）の車酔い・船酔いが心配…という方から、
「乗り物酔いに効くツボってありますか？」と質問を受けることが増えました。
乗り物酔い対策
乗り物酔いは、揺れにより平衡感覚（バランス感覚）が乱れることや、
加速度による刺激によって内耳に影響が出て、
悪心・おう吐、冷や汗、頭重などの症状が現れるものです。
一度乗り物酔いを経験した方は、
また乗り物酔いを起こしてしまうかも……と心配・憂うつになりますよね。
酔い止めの薬を飲むという対策をする方もいますが、
「できれば薬は飲みたくない」という方も多いようです。
巷の乗り物酔い対策としては、
進行方向をまっすぐ見る
ガムをかむ
衣類を緩めて、締め付けを避ける
換気をする
腹八分目にする
前日にしっかり睡眠をとる
などでしょうか。
心理的な部分も大きいので、
酔ってしまうかも…と心配しすぎない、
自分は乗り物酔いをする…と思い込まない、
ということも重要だと思います。
そして、
これをすれば乗り物酔いを防げる！という
自分なりものをみつけて安心材料にすることも大事です。
乗り物酔いに効くツボ
①内関（ないかん）
腕の内側。手首の横のしわから指3本分のところにあるツボです。
硬い腱に挟まれた部分です。
ここはくぼんでいて狭い部分なので、
爪を立てるようにして押してあげると、きちんとツボを刺激できます。
②外関（がいかん）
腕の外側。手首の横のしわから指3本分のところにあるツボです。
③足の爪の付け根
めまい・ふらつきに有効→足の親指
吐き気・おう吐に有効→足の人差し指
爪の付け根の真ん中にあるツボです。
（イラストは全て「鍼灸臨床マニュアル 第二版」北村智、森川和宥著 医歯薬出版株式会社より。）
ツボの刺激は、
指またはつまようじのお尻（とがっていない方）で、イタ気持ちいいくらいの強さで押す、
もしくは、
米粒やビービー弾の玉をテープで張り付けて持続的に刺激する、
という方法があります。
ビービー弾って今もありますでしょうか……(笑)
恩師の時代は、マッチ棒の頭（こすって燃やす部分）を用いるというのが主流だったそうですが、
今はなかなかマッチ棒は見かけなくなりましたよね。
先日、クライアントさんが自分でツボを刺激するのに、
裁縫道具のスナップボタンをテープで張り付けて、
「それがちょうどいい刺激なんです」と話していました！
ナイスアイディアです！！
手元に使っていないスナップボタンがあれば、ぜひ試してみてください。
（下の写真の出っ張っている方です）
乗り物に乗る前から、ツボを刺激しておくことは乗り物酔い予防になりますし、
万が一もし酔ってしまってからの対応としてもツボ押しは有効です。
上記のツボで効果がいまいちな時は、
頭のてっぺん辺りを押して「一番ココが気持ちいい」というポイントをみつけて、
そこをゆっくりと押して刺激してみてください。
特効穴（ツボ）です(^-^)
また、吐き気とめまいが強い時には「中渚（ちゅうしょ）」というツボも効果的です。
手の甲。中指と薬指の間を手首の方にたどっていって指が止まるところです。
ここもイタ気持ちいいくらいに押してあげると、スーッと楽になりますよ。
安心して楽しい旅を！
はじめに書いたように、乗り物酔いは心理的な要因も大きいです。
このブログを参考にして、
乗り物酔いに効くツボを知ったことで、
「きっと大丈夫！」と安心して、
旅を楽しんできてくださいね♪
お子さんの乗り物酔いも、
お母さん、お父さんが優しくツボを押してあげてスキンシップを取ることで、
きっと解消しますし、
一度大丈夫な経験をすれば、自信もつくと思います。
気を付けていってらっしゃいませ！
お土産話、楽しみにしていま～す（＾◇＾）
