良い姿勢とは？？
投稿日：2018年03月18日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです！！
「姿勢が悪いから良くしたいんです」というクライアントさんがいらっしゃいました。
良い姿勢とは？について書きました。
デスクワークで姿勢が崩れる
30代 Yさん クリエイティブ系のお仕事で、一日中パソコンと向かい合っています。
首や背中・腰が周期的に痛くなり、ここ最近は痛くなるスパンが短くなってきたこと、
手にしびれが出てきたことが心配になり、来院されました。
手にしびれが出た時点で、神経内科を受診してMRI等の検査をしたそうですが、
特にこれといった異常は見られなかったとのことでした。
仕事中、気づくと左足だけをイスの上に乗せる（片方だけあぐらをかいている）姿勢になっているそうで、
それが痛みの原因なんじゃないかと思い、
「（痛みをなくすために）姿勢を良くしたい！」と思っているとのことでした。
お体をみてみると、
体を左にひねると背中がつるような感覚があるとのこと。
背中～腰にかけての筋肉の張りが目立っており、
左右で比べると明らかに左の筋肉が膨隆しています。
腕を横から上げる動作は、左右ともに重さがみられていました。
股関節の動きは左がつまる感じでした。
鍼灸治療と整体治療を組み合わせて
体のバランスを整えます。
動かしやすい方にゆっくり、丁寧に、自然に（体の動きに素直に）動かしてもらうことで、
左右差がなくなっていきます。
ポイントは体の感覚に集中することです。
他にもベッドに接地している部分に意識を向けてもらいながら、
足を軽く持ち上げると……
自然に足が右側に寄り、そして重力で下がっていきます。
バナナのような、弓なりのような、左側が伸びている姿勢です。
重力で下りきって足がベッドについたので私はゆっくり手を離しました。
Yさんに感覚を問いかけると、
「まだ足が浮いている感じです。とっても足が軽いです。」とのこと。
既に足は下りていて、右に曲がっている状態を説明すると、
「えーそうなんですか？すごく不思議な感覚です」と。
試しに足をまっすぐの位置に移動させると、
「これがまっすぐですか？こっちの方が違和感があります」と話します。
その時Yさんにとって、足が右に寄っている姿勢が一番しっくりくる姿勢だったということですね！
※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
良い姿勢とは？？
「良い姿勢」と聞いてどのような姿勢を思い浮かべますか？
多くの人は背筋がピンと伸びている姿勢を思い浮かべるでしょう。
そして背中が丸まっている姿勢、猫背は姿勢が悪いと捉えられていることが多いです。
では背筋がピンと伸びている姿勢を1時間ずーっと保っていたらどうでしょうか？
多分1時間も持たないと思いますし、
むしろ疲れてしまいますよね……
良い姿勢を取っているのに疲れるということは、
それは良い姿勢ではないということかもしれません。
良い姿勢とは
「アゴの角度が〇度で、ひじの角度が〇度で、骨盤の向きが……」
というように定義できるものではありません。
「その時」
「自分の体が」
「一番しっくりくる」姿勢が良い姿勢です。
万人に共通するものではなく、
そして一人の人にとっても24時間共通するものでもないのです。
上記のYさんにとっても、仕事中に左足をイスに乗せるのは、
その時に無意識に自分の体のバランスを保っているという姿勢なのです。
ただ、同じ姿勢が長い時間続くと、体にとっては居心地が悪くなってくるものです。
その居心地が悪くなったこと（違和感）に気づけるか、
気づいたときに新たにしっくりくる姿勢をみつけられるか、
ということが大事なポイントになります。
自分で見つける良い姿勢
仕事に集中しているとなかなか自分の体に目が向かないこともありますよね……
そういう時は一日の中でリセットしてあげると、体は喜びます。
お風呂に入っている時や寝る前などに
自分の体の感覚に意識を向けて、
今この感じはどうかな？
重い・軽い、
あったかい・冷たい、
この角度はしっくりくる・ちょっと窮屈、
などに細かく気づいて、
その瞬間に一番しっくりくる姿勢をとってあげてください。
そのしっくりくる姿勢を十分に味わっている時に、
一日頑張った体が安心して内側から癒されてくる感覚で満たされることと思います。
「良い姿勢はその瞬間に自分で見つけて、
心地よさを十分に味わう」
これに尽きます！！
これを読んでいる今この瞬間の姿勢はいかがでしょうか(^^)？？
