桃を食べて虚弱体質を改善☆
投稿日:2018年07月02日
こんにちは
横浜 旭区 希望ヶ丘のうさぎ鍼灸整体院のタテノです!
愛知に住むいとこが桃を送ってくれました~(^-^)
とってもいい香りです!!
桃は体の気(エネルギー)を補って、体質を改善してくれる食べ物です☆
虚弱体質の方に気(エネルギー)を補う
桃は薬膳では「補気類」に分類されます。
気を補う食べ物ということです。
気というのは、体内をくまなくめぐって生命活動を支えるエネルギーとされています。
さらに細かくいうと、
体の元気、免疫力、栄養・代謝、必要なものを体内に留めておく、体を温めるといった役割を担っています。
疲れやすい、元気が出ない、いつもだるい、風邪を引きやすい、冷え性など、
虚弱体質の方は、
上記の気が足りない「気虚」、
気虚がさらに進むと温める力が弱いために「陽虚」、
血が足りない「血虚」、
血以外にも体に必要な水分(津液・陰液)が足りない「陰虚」のいずれかです。
何が足りないかを見極めて、
気虚の方には、気を補うもの、
陽虚の方には、陽を補うもの(温めるもの)、
血虚の方には、血を補うもの、
陰虚の方には、陰液・潤いを補うもの、
というように食べ物・薬(生薬)でそれぞれの不足を補うようにすることが薬膳です。
話は戻って、
桃は「補気類」。気を補う食べ物です。
そして桃の薬膳的効能をもう少し細かく解説すると、
肺・肝・胃・大腸経に働きかけ、
①気を補い、津液をうみだす。
②陰液を補い、乾燥を潤す。
③肺の働きを正常にして、咳を鎮める。
ということが挙げられます。
気を補いながら、津液・陰液も補える一石二鳥(三鳥?)の素晴らしい効能です。
適応症状は、
疲れ、のどの渇き、ほてり、寝汗、大腸乾燥の便秘、咳・喘息などです。
のどの渇き・ほてり・寝汗は、
体の陰液(冷たい陰の性質)が不足しているため、
相対的に陽(熱・熱い)の性質が増え、
蒸発してのどが渇いたり、
熱は上に上がる性質があるので顔がほてったり、寝汗をかいたりという症状があらわれていると考えられます。
そこで桃の津液・陰液を増やすといった効能を活かして、
その症状を治めるのです。
また果物は体を冷やすと思われがちですが、
この桃は体を温める作用がありますので、
冷え性の方でも安心して(むしろ積極的に)召し上がれます!(^^)!
気を補う食べ物
気を補う食べ物(補気類)には、桃の他にも、
インゲン豆、
キャベツ、
ジャガイモ、
かぼちゃ、
ヤマイモ、
ウナギ、
イワシ、
カツオ、
サバ、
牛肉、
鶏肉、
はちみつ
などが挙げられます。
サラダ、蒸しもの、炒め物、塩焼き、煮つけなどいろいろメニューが浮かびますね♪
同時に気をめぐらせる
気が不足している気虚の場合、
補気類の食べ物を取って、気を補うことが第一段階です。
しかし気を補うだけだと、気がそこに留まって詰まってしまうため、
同時に気をめぐらせることも重要になります。
気をめぐらせる食べ物(理気類)は、
タマネギ、
らっきょう、
エンドウ豆、
蕎麦、
みかん、
などです。
ジャスミンティーも気をめぐらせる働きがあります。
補気類と理気類を組み合わせて献立を考えるといいですね!!
身近な食べ物で薬膳料理
なんだか最近疲れやすいな、
だるくて力が出ないな、
風邪を引きやすくなった、
という方は体の気(エネルギー)不足が考えられます。
スーパーで売られている食品で立派な薬膳料理を作ることができますので、
ぜひ気を補って、めぐらせて、
体調管理につなげていきましょう♪
当院では鍼灸整体の施術のほかに、
体の中から体調を整えられるように、薬膳のアドバイスもしています。
(薬膳コーディネーターの資格を取得しています!)
ご自身のこと、ご家族のこと、お気軽にご相談ください☆